対馬市商工会(浦田一朗会長)が、対馬市を訪れる韓国人観光客向けのハングル版マップを作製し、同市内で配布を始めた。
韓国人観光客の強い要望を受け作製したマップは、同市厳原町中心部と同市上対馬町比田勝地区の2種類。A3サイズで表面には同商工会に加盟する商店や公共施設など計184カ所を韓国語で案内。裏面には観光にも役立つように島内の主な観光地案内も掲載している。各1万部を印刷し、島内の港案内所や宿泊施設、土産品店などに置いている。
同市には年間約6万5000人以上の韓国人観光客が訪れる。これまで韓国語案内センター開設などに取り組んできた同商工会の浦田会長は「対馬の観光産業にとって韓国人観光客対策は大変重要。これからもいろいろ試み、地域活性化につなげたい」と話している。
=2008/04/18付 西日本新聞朝刊=