インドとパキスタン、五輪聖火リレーの計画を変更

2008年 04月 16日 12:17 JST
 
記事を印刷する |

 [イスラマバード 15日 ロイター] インドとパキスタンは、チベット問題などをめぐり妨害行為が相次いでいる北京五輪の聖火リレーについて、治安上の懸念を理由に当初の実施計画を変更した。

 聖火は16日にイスラマバードに到着予定。その後北京に向けてアジア地域における聖火リレーがスタートする。

 パキスタン・オリンピック委員会のスポークスマンは、中国政府に対する抗議活動は行われないとした上で、治安上の理由からリレー会場を変更したと述べた。

 これによりリレーのルートは、イスラマバードの国会前にある目抜き通りを通過する予定から、近くのスポーツ競技場内に変更された。

 また、17日に聖火リレーを予定しているインドも妨害行動への懸念からルートの短縮を発表。最終的なルートは発表されていないものの、報道によると当初予定(9キロ)の3分の1に満たない程度の距離になる見通し。

 
Photo

編集長のおすすめ

ロイターオンライン調査

Photo
各地で広がる北京五輪への抗議行動。あなたはどう思う?
中国のチベット政策が改善されない限り、北京五輪をボイコットするべきだ
開会式のボイコットなど、一定のアピールをすべき
スポーツの祭典に政治問題を持ち込むべきではない