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多重債務問題の職員研修、橋下知事自ら講師役

2008年04月18日

 多重債務者問題に関係する大阪府内の市町村や府の職員向けの研修会が18日、大阪市中央区の府庁新別館で開かれ、橋下徹知事が約300人の参加者に弁護士経験を生かして講義をした。

 府貸金業対策課によると、府内の多重債務者は07年で約13万人(推計)。自殺の要因にもなるなど対策が急務だが、多重債務者の2割しか相談窓口に訪れないという。

 橋下知事は「多重債務者を発見・誘導する必要性等について」と題して講義。「借金問題は絶対助かります。借金問題で命を落とすほどもったいないことはない。法的に必ず解決できる仕組みになっている」などと熱弁した。

 橋下知事は2月定例府議会の一般質問に対し「多重債務者の発見にはふだんから住民と接する部署の取り組みが効果的」とし、「多重債務問題は弁護士としてよく携わっていたので私自身が職員研修をやる」と答弁。今回の研修が実現した。

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