暫定税率争点に与野党激突
暫定税率争点に与野党激突 04/18 19:24

きょうの政治ウオッチング、ガソリンの暫定税率問題です。

暫定税率は、与野党逆転の参議院では審議入りできず、今月から値下げに追い込まれていますが、60日後の4月29日以降は、参議院で否決されたとみなされ、与党が多数を占める衆議院で再議決することが可能になります。

そこで、が然注目を集めているのが、2日前の27日に投開票されるお隣・衆議院山口2区の補欠選挙です。

税率問題を争点とした、国民投票のような様相を帯びています。

政治の混乱が、国民生活に直接影響している暫定税率問題。

福田政権が初めて迎える国政選挙が近づいています。

お隣・山口県の岩国市などをエリアとする山口2区の補欠選挙は、15日に告示され、現在、選挙戦の真っ只中です。

国土交通省出身で自民党新人の山本繁太郎候補は、地域の活性化に力点を置きます。

対する民主党前職の平岡秀夫候補は、古い政治からの脱却を掲げ、暫定税率の廃止や年金、医療問題を争点に訴えかけます。

衆議院でガソリンの暫定税率の再議決が可能となるとなるのは投開票の2日後。

選挙結果が国政に影響を与えることは間違いなく、与野党ともに「絶対に負けられない選挙」と位置づけ大物議員を次々と送り込んで総力戦の様相となっています。

こちらは北九州市内の道路工事現場です。

暫定税率の期限切れで、多くの地方自治体が道路建設を一時停止するなどの影響も出ています。

選挙戦は当初、出馬が出遅れた山本候補が劣勢とみられていましたが、歴代最多の総理大臣を輩出した保守王国・山口の支持層を着実に固め、現在は両陣営とも「ほぼ互角の戦い」とみています。

注目の投開票は今月27日に迫っています。