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【長野】児童の音楽隊が聖火リレー盛り上げ 抗議活動に教諭ら複雑な思い2008年4月18日 長野市で26日に実施される北京五輪の聖火リレーでは、市内の3つの小学校の音楽隊などが式典会場のイベントで花を添える。このうちマーチングバンドを披露する裾花小は、昨年から五輪開催地の北京市花家地実験小と交流している。各国で聖火リレーへの抗議活動が相次ぐ状況に、担当の教諭らは複雑な思いを募らせている。 同校の国際交流は、10年前に開催された長野五輪を契機に市内の小学校で始まった「一校一国運動」がきっかけ。昨年4月からは裾花小の児童が北京市を訪問、その後も文通を繰り返すなど友情をはぐくんできた。 花家地小の児童8人も昨年11月、長野市を訪れて裾花小の全校児童と交流を重ねた。交流活動を担当する小林正宣教諭(44)は「日本の子どもたちと変わらない元気な姿」が印象に残っているという。 雪深い山間部に足を運んだ際、花家地小の児童は北京ではめったに降らないという雪を見て大興奮したという。雪合戦などではしゃぎ、「両校の児童が自然と距離を縮めていく様子に感動した」と振り返る。 聖火リレーに対する抗議活動の背景にはチベットの人権問題がある。小林教諭も分かっているが、顔を知る子どもたちの故郷で行われる北京五輪の聖火リレーだけに「日本では歓迎されてほしい」と願う。 マーチングバンドは、聖火が到着する若里公園のイベントで披露する予定。そして、子どもたちの安全のためにも「日本に聖火が到着するまでには、抗議活動がなんとか収まってくれたら」と願った。 (福田真悟)
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