身障者にクルージングを楽しんでもらうイベントを計画している星野さん(大津市茶が崎) |
大津市のNPO法人(特定非営利活動法人)びわこかるがもクラブが身体障害者にクルージングを楽しんでもらうイベントを計画している。現在協力者を募っており、「スピード感のあるボートに乗って琵琶湖の風を感じてほしい」と話す。
クラブは、外来魚の駆除や湖上の清掃、水難救助の手助けなどを目的に2006年1月に設立した。
イベントは、星野晃二理事長(69)が数年前、神戸の身障者を琵琶湖でボートに乗せたことがきっかけ。みんな歓声を上げ、「来年も乗りたい」と好評で、車いすからつえで立てるようになった男性もいたという。「リハビリの役にも立つかも」と計画を始めた。
コースは大津港から近江大橋の間を検討中で、所有する7隻のボートでクルージングを楽しんでもらう。
しかし、身障者の乗船などを手伝うボランティアが足りないため現在、募集している。星野さんは「ぜひ実現させて恒例行事にしたい。1人でも多くの人に加わってほしい」と話す。問い合わせは同クラブTEL077(524)2634。
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