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FujiSankei Business i. 2008/4/18 | ||
西武百貨店は17日、売り上げの3分の1を稼ぐ池袋本店の全館改装の概要を発表した。10万足をそろえる日本最大級の婦人靴フロアなどを設け、ファッションに強かった西武ブランドの復権を目指す。 今月から工事に入り、2010年秋の完成を予定。顧客はフルターゲットだが、団塊ジュニアの30〜40代女性を重点顧客に設定。各フロア中央に西武独自の品ぞろえによる売り場を設け特色を出す。 昨年来の消費低迷で、百貨店では衣料品が不振だが、従来製品より1、2割安い若者向け衣料をそろえるなど品ぞろえも幅を持たせる。 投資総額は自社負担分の300億円と家主の耐震工事費など100億円を合わせ、約400億円。11年度の売り上げ目標は07年度比15%増の2000億円。 6月には東京メトロ副都心線が開通し、ファッション衣料に強い伊勢丹新宿本店に客を奪われる可能性が指摘される。石井頼雄社長は「伊勢丹は中間層より上を意識した店作り。(西武は)先進性と大衆性のバランスが支持されており、心配していない」としている。 |
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