ダライ・ラマ側と無条件対話を〜高村外相
高村外相は17日夜、中国・楊潔チ外相と会談し、チベット問題について、ダライ・ラマ14世側と条件をつけずに話し合うよう求めた。
高村外相はチベットでの暴動と鎮圧について、国際社会の関心が高いことなどを指摘し、「ダライ・ラマ14世側と条件をつけずに対話してみてはどうか」と呼びかけた。これに対し、楊外相は「チベット独立を放棄し、オリンピックの破壊活動をやめれば、話し合える」と、対話を事実上拒否した。
その上で、「ある一人が拡声機で意見を述べれば、ほかの9人より声が大きくなるかもしれないが、これは世論ではない」「世界の128か国が中国政府の措置を理解、または支持している」などと、時間をかけて説明したという。
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