西武百貨店は17日、池袋本店(東京・豊島)の全館改装計画を発表した。2010年度までに約300億円を投資する。似た顧客層を対象にする売り場の配置がバラバラになっていたとの反省から、来店客の買い回り性を重視した売り場構成に改める。
08年度から09年度にかけ、今後の主な顧客層と位置づける30歳代前後の女性向けに、衣料・雑貨の取り扱いを拡大する。約10万足をそろえる国内最大級の婦人靴売り場などを設ける。ブランドを横断してテーマごとに商品をそろえる「自主編集売場」も増やす。2フロアに分かれていた食品売り場は地下1階に集める。
紳士服、スポーツなどの売り場やレストラン階の改装も順次進める。07年度に1746億円だった売上高を11年度に2000億円に増やすことを目指す。(18:50)