三重県亀山市は18日、市立医療センター職員に支給した宿日直手当の所得税源泉徴収に誤りがあり、時効にかからない過去5年間の所得税約768万2700円を市が自主的に肩代わりして国税当局へ納めたと発表した。現在、対象となる医師や看護士など計48人(在職者25人、退職者23人)から徴収している。
市人材育成室によると、宿日直手当は4000円を超えた額に課税しなければならないところを非課税扱いにしていた。同センターは90年に開院したが、当初から非課税処理をしてきたと見られる。昨年春に支給額の見直しを行った際にミスに気づいたという。
また、市は在職している給与事務担当職員14人を訓告処分にした。【大原隆】
毎日新聞 2008年4月18日 14時15分