ミレニアムリテイリング傘下の西武百貨店は17日、池袋本店の全面改装の概要を発表した。投資総額は300億円で、10年秋に完了する予定。30代以上の女性をターゲットにした売り場作りを強化する一方、低価格の衣料品を充実して若年層を取り込み、11年度の売上高は07年度比14・5%増の2000億円を目指す。
改装は売り場ごとに行い、閉店せずに営業を続ける。池袋の百貨店は6月に渋谷-新宿-池袋を結ぶ東京メトロ副都心線の開業で、新宿や渋谷への顧客流出が懸念されているが、石井頼雄社長は「影響は一時的で、あまり心配していない」と述べた。【小倉祥徳】
毎日新聞 2008年4月18日 東京朝刊