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【社会】

【関連】聖火リレー宣伝車なし コカ・コーラなど参加中止

2008年4月18日 夕刊

 長野市の北京五輪聖火リレーのスポンサー企業となっているパソコンメーカーのレノボ・ジャパン(東京)など外資系二社がリレーの列に宣伝用の車両を走行させないことが十八日、分かった。残りの日本コカ・コーラ(東京)も宣伝車の参加取りやめを決めており、リレーはスポンサー企業の宣伝車なしで行われることになった。

 長野市の実行委員会によると、スポンサー企業は会社のロゴを記した宣伝車を走らせる権利がある。レノボ社はバルセロナ五輪女子マラソン銀メダリストの有森裕子さんら二人の聖火リレーランナーをサポートするが「車を出すと六百万円から一千万円の費用がかかり、予算上支障がある」(広報担当者)と説明、権利を行使しないことにした。

 タレントの萩本欽一さんら二人を聖火リレー走者にする日本サムスン(東京)は「市の実行委員会と相談し、リレーの列が長くなるのを避けたほうがよいと判断した」(広報)として、権利を辞退していた。

 二社とも「ランナーの辞退は考えていない」としている。

 競泳の北島康介選手を聖火リレー走者に選び、宣伝車を走らせることにしていた日本コカ・コーラは「宣伝効果が薄い」(広報)などの理由で、参加を取りやめた。

 

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