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「帰国したら死体細切れ」 チベット問題でネット暴力 仲裁の中国女子留学生に悪質非難
米紙ニューヨーク・タイムズは17日付の一面の記事で、米大学内で起きたチベット支援の学生グループと、北京五輪や中国政府を支援する学生の小競り合いをなだめ、対話させようとした中国人女子学生(20)がインターネット・サイトで「反逆者」として写真が掲載されて陰湿、暴力的な非難を浴びていると報じた。
本人には「帰国したら死体を細切れにする」との匿名のメールまで送られ、中国の実家の両親は安全のため姿を隠しているという。
同紙によると、小競り合いはサンフランシスコで聖火リレーが行われた9日、米ノースカロライナ州の名門デューク大で発生。どちらのグループにも友人がいるこの女子学生は、チベット側の学生がシャツの背に「自由チベット」と書き込むことの引き換えに、中国側留学生らの主張も聞き入れるなどとの仲介をしてその場を収めた。(共同)