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◆ロッテ2―11楽天(17日・千葉マリン) 楽天はロッテに大勝し、敵地での連敗を8で止めた。試合開始の4時間前から雨が降り続ける悪天候の中、8回2失点(自責点0)と好投したエース・岩隈久志投手(27)を、打線が11安打11得点と援護。中でも鉄平外野手(25)は、今季1号となる3ランを放つなど、プロ入り初の6打点と大暴れ。「恐怖の8番」が、楽天打線を引っ張った。
これまでの敵地での悔しさを晴らす打線の大爆発。中心となった鉄平は「岩隈さんの援護ができて良かった」と胸をなで下ろした。安打製造機が、12日に27歳の誕生日を迎えたばかりのエースに最高のプレゼントを贈った。
まずは2回。1死一、二塁で久保の直球をとらえ、先制となる中越え2点二塁打。初打席で大仕事をやってのけたが、これは序の口だった。最大の見せ場は8回だ。
再び1死一、二塁のチャンスで打席に立つと、アブレイユの直球を完ぺきにとらえた。打球はグングンと伸び、右翼席へと着弾。中前打をファンブルし、失点につなげてしまった4回のミスを取り返す一発に「守備でチームの足を引っ張っていたので…。頑張りました!」。クールな男が、こん身のガッツポーズで歓喜に浸った。9回にも左翼への犠飛を放ち6打点。チーム得点の半分以上を1人で稼ぎ出した。
胸に期するものがあった。岩隈の前回の登板。エースは8回1失点と踏ん張ったが、打線が日本ハム・ダルビッシュに抑え込まれ、完封を喫した。攻撃陣の全員が、借りを返そうと臨んだこの日。鉄平も「毎回しっかりと抑えてくれるんで、僕たちが点を取れば勝てる投手。何とか援護したかった」と強い思いを結果につなげた。
楽天を敵地での負の連鎖から救い出した「恐怖の8番」。19日からは本拠地8連戦。8連勝中と無敵の強さを誇るKスタでも、大暴れする。
◆高波、初安打が2打点
高波の今季初安打が、左中間への2点適時打。代走・守備固め要員としてチームを支えてきた男は、バットでの貢献に「気持ちいいですね。でも、外野手が前に出すぎですよ」とニッコリ。それでも、本来の役割を十分に理解しているベテランは「(8回の)二盗が成功して良かった。バットは二の次なので」と話した。
(2008年4月18日10時12分 スポーツ報知)
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