<7月1日>
○一言
 民主党がネットでやたらにバナー広告を出しています。

 「お給料上がったかしら」という吹き出しが多数出て、「がーん大増税」・・・ってやつです。
 ご覧になられた方も多いのではないかと思います。

 民主党って、こういうところが現実感がないんだよなぁ、と思います。

 例えば、6月に定期昇給がある企業はどこくらいあるのでしょうか。
 6月の給料にそんなに昇給の期待をする家庭はどのくらいあるのでしょうか。

 設定自体が無理。こんなのに騙されて共感する支持者など、定着できるはずもないわけです。

 更に、大増税、と言っていますが、定率減税の廃止は1月から決まっていたことで、増加の原因は減税をやめたこと。
 増税ではないのです。
 これを増税というなら、景気対策の減税はできなくなります。それは政策という意味でおかしいです。
 社会党じゃないのですから、次に政権取ることを本気で考えているのなら、これは言ってはいけないセリフです。
 明らかに選挙目当てで、まともに財政考えていません。

 なにより最後の決めゼリフ、すごいです。「税金や行政のムダをなくすことで生活負担に歯止めをかけ・・」

 民主党は税金なくすんですかぁ・・・これはすごい公約です(毒)。
 ちなみに「税金のムダと行政のムダをなくす」と読んだ場合、「行政のムダ」以外に何かないと「税金のムダ」は重複表現になります。
あ、政治のムダか・・。
 でも、それなら最初から「政治や行政の」と書けばいいだけのこと。
 そういう意味からもいかにも言葉が軽く、政権を取るという現実味に欠けています。

 いずれにしても、この程度で国民は騙される、とバカにしてるんだなぁ・・それでいいのかよ、と思いました。

○一言2
 大阪でワゴン車のドアが開き、運転していた父親が落下した子供をひいて子供はなくなったとか。
 類似の事故はこの間も大阪であって、本欄でも厳しく批判したので記憶があります。

 いずれも、ベビーシート/チャイルドシートを使用していなかったためです。

 マスコミは親の問題点を指摘を避ける傾向にありますが、親はこの場合加害者なんですよね。お気の毒ながら。
 なぜなら、法令で定められた義務を履行していれば、この事件はなかったわけですから。 

 例えば赤信号でも、私は(他人も含め)子供の前では絶対に守っています。
 大人は「車が来ないから大丈夫」判断できますが、子供は判断できず、最悪の場合回りにつられてしまうからです。

 マスコミは、親の問題点を指摘すべきだと思います。無論個人攻撃ではありません。
 「子供の前では法令遵守」をすべき。可能なら回りの大人も子供がいるときは法令遵守を、と。

 核家族化・少子化の時代だからこそ、子供の感覚を忘れていたり、わからない人が増えていると思います。
 「子供は本当に何でもするので、大人は子供の前だけでも、模範となり、子供のために法令を遵守する」を強くアピールしていた
だきたい
と思います。

○一言3
 ところで、もう一つ民主党ネタになりますが、今の政府や公務員批判はちょっと長期戦略に欠けていると考えます。
 具体的には、個人的には、道路公団民営化や郵政民営化と同じような状況であると思います。

 仮に選挙で自民が大敗したとして、年金問題を次の国会で責め立てても、
 「だからこそ民営化法案を通したのです。」と言われたら反論できるのでしょうか。
 公務員問題も同じです。

 そういった意味で、今の社会党的やり方は、「解散の時期選択の権利が与党にある」を考えると、かなりリスクが高いと思います。

○新聞から一言
 緑資源公団の林業談合事件で新大臣が就任した途端、平成20年で廃止とか。
 行政マンとしては驚くし、あきれます。

 そんなあっさり廃止できるような機関なら、そもそも不要であり、農水省の責任は重いと思います。

 というのも、独法は、独立行政法人通則法により評価委員会が主務官庁に置かれ、毎年評価を受けなければならないですし、5年の
中期計画を立て、それも評価を受けなければなりません。

 つまり、不祥事があったからといって、その翌年廃止できるような業務しかやっていない独法など、本来存在してはいけないのです。
(談合があっても事業が必要なら談合体質を改善し、関係者を処罰の上、茨の道で存続させるのが筋

 いらない組織を残せというのではありません。すぐ廃止できるような組織なら何で税金でやっているんだ、ということです。
 逆に必要な業務があるのであれば、袋叩きにされてもきちっとやっていかないとダメだと言うことです。

 その辺、「廃止」で全て曖昧になるのは極めて良くないことだと思います。

○新聞から一言2
 他方、産経新聞は政府の規制緩和会議で取り上げられた独法見直し・・ジェトロの廃止などを報じています。
 で、民間委員の「情報収集業務は民間でも」」なんてのを紹介して喜んで書く産経新聞。

 しかし、産経新聞は外務省の情報収集能力が足りないと佐藤優氏などのコメントを踏まえ言っているではないですか。

 そして、民間コンサルタントの暴利を知ってて言っているのでしょうか。1時間で単価1万円超すでしょう。
 1日ではありません。1時間です。
 その民間委員は大手コンサルをグループ内に抱えていたりしませんよね?(毒)

 こういう実態を考えずに、「民間でできるから無駄遣い」というのは全く間違いです。
 民間企業でも、アウトソーシングより直営の方が効率的なものもあるからグループ企業とする企業群だけではなく、直営を基本
とする企業群もあるのでしょう。

 「民間でもできる」から民営化というのは大きな誤り。
 「民間で、効率的に(安くかつ質の高いものが)」できるから民営化なのです。

 この辺、産経新聞は全く間違っていると思います。

 で、アッケラカンのカーな渡辺大臣の「国の補助金を垂れ流す中で効率的な運営はできない。」と低レベルな発言を掲載。
 補助金に対する全くの認識不足です。
 競争原理と効率がごっちゃになっています。

 そもそも、政策的目的から、重点的な分野や競争原理で流行っていけない分野につけるのが補助金。
 その政策効果がダメであるなら正論ですが、補助金を効率的に使用する組織もあるわけで、結果論と経理的効率性の議論が混同して
います。

 さすが、立派な親の3バンをもらった2世議員で、口が達者の人。現場ではなく雲の上から評論しているのでしょう。

 ちなみに、この答申は5月に出たのですが、それが今になって急に報じられる点で、安倍支援という意味でも問題のある報道ではないか、
と疑います。


○新聞から一言3
 産経新聞に国交省キャリアで課長クラスまで昇進後の方で、「現場より管理業務が主になる。トップになれないうえ、延々と管理では
楽しくない。
」ということで役者を目指す方を紹介していました。

 ぶっちゃけ、キャリア制度の問題点を象徴していると思います。
 この方は、奥さんが大学教授で、財政的には心配が少ないのでそういうことができましたが、普通に奥さんが専業主婦であった場合、
こういう選択は難しいと思います。

 これがキャリア制度を維持しつつ、天下り廃止をした場合の現実だと思います。
 
キャリアは幹部候補生。即ち管理職候補生です。なのに「管理では楽しくない、現場が・・」というなら・・
 最初からノンキャリで入れよ・・・ということになります。
 キャリアで入って現場の方が合っていると思ってもあとの祭りなのです。

 だから、私はキャリア制度は廃止し、5年または10年後の選抜制にすべきだと提唱しています。
 管理職というものがわからない学生には、当然出世できるキャリアの方が良いと思うでしょう。
 しかし、優秀ながら政治的なことが苦手で苦悶するキャリアがいるのも現実です。

 安倍内閣は天下らないキャリアを「専門スタッフ」として残るようにすると言いますが、管理職になってからスタッフになれるはずがないじ
ゃないですか。逆に管理職のスタッフがぞろぞろいるなんてどういう組織ですか。

 安倍総理は公務員改革というのなら、まずは「キャリア制度」の見直しをしっかりと図るべきだと思います。

○新聞から一言4
 2年前に話題になったPSE法。

 産業構造審議会の小委員会がマークなし販売の容認を提言し、経産省もそれを受け、法令改正するとか。

 一年半前(2006年の3月)にも一言で取り上げましたが、まあほとぼりが冷めたのでそれを正す、ということでしょう。
 もともとリユース市場を考慮していなかった法案立案のミスだと感じていますから。

 でも、政府=与党で、政府のミスは政治のミスに直結するので言えない。
 きちんと法律を守った方からの損害賠償も予想されますから。
 いや、金額より、法令遵守者が馬鹿を見るというのはあり得ないことです。

 なにより。国会議員は偉そうに批判していますが、誰も気づかなかったんでしょ?と言いたいです。

 率直に言って行政がミスした時、それをチェックできる人間が立法府にいない。これが問題の根本だと思います。


<7月4日>
○一言
 国会の会期は7月5日まで。

 しかし、強行採決と抵抗のパフォーマンスによる与野党談合により、事実上今週は開店休業。

 これほど国民を舐めた話はあるでしょうか。国会開催日の費用とかはどうなっているんでしょう。

 だいたい民主党も抵抗する気なら全法案でフィリーバスター(長時間演説)やればいいじゃないですか。何人かで交代すれば
不信任案も含め機会は多かったのですから、会期末までいけたかも知れないのに。

 ばかばかしい限りです。

○一言2
 社会保険庁関係での記事を見るたびに「OBはどうなってんじゃ、おい」と思います。

 問題に荷担した際に指導的立場にあった人はみんなもうOBでしょう。

 悪事を指導したOBはおとがめ無しで、例えば運悪くこの時期に社会保険庁に配属になった1年生とかがボーナス返上
っておかしすぎませんか。

 
率直に言えば、国家公務員は定員があり、急な増員はできません。
 だったらベテランOBがボランティアとして名乗り出てはいかがか。その程度の気概もないのですか、社会保険庁OB。


 さらにいえば、岐阜県の裏金問題では県のOB会がOBに返金を命じていたはずです。
 社会保険庁も当然、OBに「反省の意志」を示して欲しいものです。
 それがせめてもの公務員としてのプライドではないか、そう思います。

 プライドがない人には?叙勲をちらつかせればいいだけです、
 OBからの寄付が一定額(例えば役職に応じ額を決め、積み上げればいいと思います。)に達しない場合、社会保険庁出身者
にはいかなる勲章も与えないと内閣府賞勲局が決定すればいい
のです。

 これは効きますよー。ぜひ、安倍総理は指示してもらいたいものです。


○一言3
 選挙のたびに出てくるのが田中真紀子氏の毒舌。
 はっきり言って、もういい加減に報道しないで欲しいです。気分悪くなります。

 マスコミが喜んで取り上げる理由が全くわかりません。だっていくつかは毒舌じゃなくて名誉毀損でしょう。
 「おだぶつさん」と故小渕総理を揶揄したのなど、毒舌のレベルではないと思います。

 率直に言えば「田中でなければただの騒音おばさん」でしょう。

 究極の2世議員で、不自由なく人生を生きている無能な国会議員はもう退場してもらいたいものです。
 新潟県民もいくら投票しても、無駄になる上に新潟県の評判下げるだけですからそろそろ考えて欲しいと思います。

○一言4
 ふるさと納税関係の総務省の会合でなぜか東国原知事が意見を述べていました。

 なんか人気取り見え見えで嫌ですね。見識ある知事は山ほどいるのに有名人優先。

 こう言うのをテレビ向けの茶番劇というのだと思います。

○新聞から一言
 産経新聞にポスト安倍の大穴として小池防衛大臣、とか。

 んーー。彼女が健康不安(昨年環境大臣在職中に入院)抱えていることを覚えていればこんな話は出てこないと思いますが。

 ワンポイントなら別ですが、そういうのを競馬よろしく全国紙が取り上げるのはどうかと思います。

○新聞から一言2
 夕張支援コンサートでGLAYなどが歌ったとか。

 アーティストの善意を否定するつもりは毛頭ありません。
 焦点は観客の行動。コンサートの主旨を踏まえ夕張でいくら金使いましたか?ということです。

 新聞で取り上げるなら「夕張支援」美談だけでなく、夕張に金を落とそう、と言うべきです。
 単にコンサート見に来るだけでは何の意味もないのです。


 ふるさと支援はとにかく地元に金を落とすことです。
 そこはさすが、ものの流れを理解している松山千春氏は100万を市への寄付でなく地元商店街で使いました。

 夕張を応援するなら夕張でお金を使いましょう・・・という運動にして欲しいものです。


○新聞から一言3
 北海道洞爺湖サミットでNGOが結集し、政策提言とか。

 注意すべきなのは、NGOはすべてが善意の団体ではなくなっているということです。
 わかりやすく言えば、右翼や極左暴力集団もNGOの名を名乗っています。これが問題のなのデス。

 マスコミはNGOは善意の市民団体と言ってますがそうではありません。

 プロ市民NGOと、善意のNPOは違います。
 また、NGOのスポンサーや構成員によっても裏の顔が明らかになる場合もあります。

 その点、きちんと報道してもらいたい重要なポイントです


<7月9日>
○一言
 民間の方と話して、政府の許認可手続きの遅さを指摘されました。

 しかし、霞ヶ関の多くの許認可の場合1人の係長がチェックしている現実。

 小さい政府の大前提は、政府の許認可を減らすこと。
 でも、「行政は何やっているんだ」というマスコミの論調はそれと矛盾するものです。

 しっかり見るためには人員が必要です。しかしいない。

 結局残業の山で、過労で体壊したり、責任感のある人ほど精神的に病む人が増えていく。
 真面目に働いても叩かれるだけだし給与も安いから若手がどんどんやめていく。

 悪循環でどんどん霞ヶ関はやばいことになっています。

 それでも喜んで叩くマスコミ。マスコミは、霞ヶ関をどうしたいのか、全くわかりません。

※産経新聞の「IZA」で「公務員不祥事」とコーナーを設けているのを発見し、併せて想う・・・。
 ちなみに「マスコミ不祥事コーナー」も並べてもらえると、面白いと考えます。


○一言2
 杉村太蔵衆院議員が自身の週刊誌での連載で、生後2カ月の長女を自宅に残したまま夫婦で食事に出掛け、戻ってきた
ら具合が悪くなっていた
と告白した。とか。

 えー、警察は保護責任者遺棄罪で逮捕して下さい。公に自白しています。

 2ヶ月ですよ2ヶ月。考えられません。ありえない。
 こんな異常な国会議員。こんな奴に年1億払っているんですよ。

 逝ってよし・・・・orz
 
幼児を持つ親なら同じ感想を抱くと思います。

 安倍総理は自民党総裁として呼び出して厳しく叩くべきでは?

○一言3
 また安倍内閣の閣僚の疑惑が。
 福島ミズホ氏に「危機管理がなっていないのでは」とまで言われたらおしまいデスよねぇ・・。

 失言もそうですが、ちょっとひどすぎ。自民党の政治家のレベル低下なのか、安倍氏の人選ミスなのか。

 政治家も、大臣目指すならなぜそういう問題を放置するのか理解できません。

○新聞から一言
 社会保険庁の問題に際し、経団連などから支援メンバーを出すと言われて3人で良い、と言われて大丈夫なのか?と新聞に。

 この記事、派遣される職員が「手弁当」(派遣元企業給料支出)でないからだと思います。

 具体的には、国家公務員は定員が法律で決まっています。
 その定員以上は人を増やしてはいけないのです。だから、都道府県や市町村などから「行政研修生」、民間から「調査員」という名目で
手弁当での出向をお願いしています。心苦しい限りですが。

 また、急な法律改正など、人員が必要なときは、別の課の人に併任をかけ手伝ってもらいます。
 私の経験では自分の課の法律改正を手伝っていたら、1週間後に別の課の法律改正を手伝うよう言われ、条文を書き、その2週間後自
分が担当している政令の改正をやれと言われ、倒れました(一月で2法律、1政令の改正に携わった人はあまりいないでしょう・・)。
 それくらい、人員は不足しています。

 それが現実です。

 役所単位の定員が増えない以上、人員は回せない。この法律上の硬直性を議論すべきなのですが、なぜか議論されないんですよ
ねぇ・・。


○新聞から一言2
 新党日本が分裂とか。田中康夫代表は「私の理解を超えている」と困惑の表情を浮かべたとか

 しかし、離党2議員が問題としているのが、参院選の公約が事前に知らされていない点。
 これすごいですよ。政党公約が現職国会議員に相談されないというのは考えられないでしょう。
 しかも「無所属になるにも党役員の了承が必要」って、政党選択の自由、憲法を否定してますよ。

 すごすぎる新党日本。田中独裁党に党名を変更すべきだと思います


○新聞から一言3
 山梨県の県立あけぼの医療福祉センターで重度知的障害の子が11本の虫歯治療のため全身麻酔をかけられたところ、不幸にも亡くなった
そうな。

 圏内で唯一障害者専門の歯科を設けている機関。こういう機関は貴重です。大変な苦労をされていると思います。
 事実関係の究明その他は必要ですが、報道で訳の分からない方に煽らないで欲しいものです。


<7月11日>
○一言
  社会保険庁不祥事で、社会保険庁長官OBは全員が寄付に応じたものの厚生省OBは14人中6人が拒否しているとか。

 まあ、常識からすると拒否する発想が理解できませんね。

 応じた人とそうでない人の名前を公開すべきだと思います。
 無論分割払いなどはあり得ると思いますが、拒否というのはちょっと理解できません。

 ところで、今日の産経には、この拒否した3割をもって、「高級官僚の実態」がこれだ、みたいなことを言っていました。

 安倍内閣支援目的でしょうが、余りにもばかげたアジテーションです。朝日新聞以下。

 産経新聞は朝刊フジに名前を変えた方が良いのではないでしょうか。
 こんなばかげた批判なら私もそろそろ新聞取るのやめようかと思います。


○一言2
 ところで、社会保険庁はついこの間まで、地方の事務所は地方公務員でした。

 地方公務員と本省ノンキャリと本省キャリアの3層構造が国鉄的体質を作ってきたともいえます。

 しかし。
 保険料の横領があったとか・・・。

 ふざけんなよ。そんな奴即懲戒免職。犯罪が明らかになったOBは年金支給せず。
 安倍内閣は即刻決めるべきです。法案を準備すべし。

 昔の話で今の職員が叩かれるのはおかしい。今後優秀な職員が入ってこなくなると、組織の運営にも影響します。

 過去のものは過去の人に厳しく責任をとらせる法律を作成すべきです。
 年金受給関係者が保険料を横領などあり得ないことです。ならば年金をもらう権利はない。
 安倍内閣は厳しく、いや、当然裁くべきです。


○新聞から一言
 社会保険庁の給与返上で、気になったのが係長級10%(7万円から13万円)とあったこと。

 なに??
 最高額が13万でそれが10%ということは係長が130万もらってる?

 アリエナイです。これおかしい。
 どうやったらそういうボーナスになるのか。
 ワタクシ霞ヶ関ではかなりシニアの係長ですが、え?私最低ランク?と感じます。

 これは問題でしょう。

 そもそも、長官(社長)が270万で、部長が200万の課長が160万ってあり得なくないですか。
 ボーナスが社長とたった70万しか違わない部長なんてありえるんでしょうか?
 国家公務員法の一体どのような規定を適用すればそうなるのか。
 理解不能、質問主意書書きたいくらいです。


○新聞から一言2
 福岡県のタクシー会社が、タイヤの溝のほとんど無い危険な車で死亡事故を起こし、立ち入り検査とか。

 国交省は安全性の面から立ち入り、業界組合に指導をしたわけですが、マスコミはそこまで。

 浅い。
 マスコミの勉強不足の典型的な例です。

 タクシー会社がタイヤの交換を避ける理由はもう一つあります。
 それが、タクシーメーターの関係です。

 具体的には、タクシーメーターは定期的なチェックを法律で義務づけられています。
 車輪の回転する長さで距離を測り、タクシーメーターが回ります。
 で、ゴムの厚いときに検査を受けて、ゴムが薄くなるまで使うと・・・。車輪の回転数で計算しているわけですから・・。
 そうです。タクシーメーターの上がり方がゴムの部分が薄いと早くなるのです。

 事故がなければ、このタクシー会社は乗客から多めに金を取っていたことになるわけですね。

 つまり、これは、乗客の安全を考慮していない、ではなく、乗客の安全と収入を天秤に掛けて収入の方を選んだ、そういう悪質なもの
なのです。


○新聞から一言3
 夕張市で、1年以内の退職希望者が3割とか。

 なかでも「激務」をあげている方がいらっしゃいましたが、どのくらい激務なのかマスコミに語るべきだと思います。
 霞ヶ関的には午前様が2ヶ月続くとか、徹夜が2週間続くとかのイメージですが。そんな感じでしょうか?
 それならやはり問題があります。

 率直に言って、夕張市民は申し訳ありませんが世の中を甘く見ていたと思います。
 だって、客がほとんど入っていない遊戯施設その他を横目で見て、何とかなると「本気で」考えていたらアホですよ。そうじゃないでしょう。
 そして金ばかり使う威勢のいいこという市長などを当選させていたのは誰ですか、ということです。
 更に言えば、私財を何十億単位で投じるつもりのあった羽柴秀吉氏を当選させなかった以上、茨の道を選んだのは市民です。

 歌志内市など同情できる自治体と夕張市は全く異なると私は考えます。
 役所が崩壊するなら足りない部分を町内会や自治区でやれば良いだけの話です。冷たいようですが。
 そもそもそれが元々の自治の考え方ですから。

 ところで。公務員は給料は安くても安定しているから恵まれている、という主張をマスコミはしょっちゅうしています。
 その論理ですと、夕張市には希望者殺到だと思いますが・・おかしいデスねぇ・・。
 給料が安くても安定していれば優秀な人は残るというののアンチテーゼであると思います。


<7月15日>
○一言
 選挙で格差社会批判。

 ならば、相続税の非課税基準を5000万程度に引き下げ、相続税率を大幅引き上げを断行すべきだと思います。
 格差社会批判の小沢党首はまさか不動産を多数持っていたりしないでしょうね。
 鳩山党首代行も莫大な資産家。菅直人党首代行もご子息を就職させずに遊ばせ、あげくに民主党から立候補させる余裕。
 そういえば、小沢氏の盟友お手伝いのいる自称主婦の田中真紀子氏はどういう生活をしてきたのか。

 遺産でのうのうとする金持ちが、「格差社会」を語ることが、既に国民を騙す悪質な行為であること、なぜ誰も批判しないのでしょう。

 ぜひ民主党は相続税大幅アップを政策にしてもらいたい。それなくしての格差社会解消なんて大嘘です。

 公務員が恵まれているというのなら、そう思う方が公務員になればいいと思います。
 これは試験でなんとでもなります。
 そして、特に霞ヶ関に就職して体をこわす寸前まで働いて欲しいと思います。そうすれば天下りが待ってますよ〜(毒)

 しかし、生まれたときから差がついていることこそ本当の格差社会の原因であり、これを解消せずして何が「格差社会解消」か。
 お金持ちの子供は、少なくとも親が死亡するまで、普通の子供より恵まれているのです。四民平等である以上、親の遺産を引き
継ぎ、高い生活水準を維持させる必要性は全くない
と思います。
 そして、その税収入額を全額社会保証費として留保、「あしながおじさん」など真に恵まれない子供のための活動を行っている機
関(10年以上の活動実績にすればいいでしょう)に分配すればいい
と思います。

 私は、こういうのを真の格差社会解消というのだと思います。役人批判でごまかさないでほしい。

 でも、政治家連中は自分達の金が大事なので絶対そういうこと言わずに、役人批判でごまかすんですよね。
 みなさん、だまされてますよーーーー。


○一言2
 読売(巨人)のナイター視聴率は低調だとか。

 これについてはプロ野球人気とかいろいろ言っていますが、根本は違うと思います(もちろん読売人気低下もありますが)。
 裏番組を見れば一目瞭然で、ぶっちゃけ主婦向けや若者向けばっかりじゃないですか。

 つまり、労働者がその時間に帰れていないという重大な社会問題を示していると思います。

 思えば私の父親も7時とか8時には帰ってきてのんびり長椅子でねっころがってテレビ見ているのも多かったです。
 しかし、私は(霞ヶ関というのもあるかも知れませんが)、7時とか8時のテレビをリアルタイムで見るというのは夢です。

 国家公務員が暇だ、とする民間の方も当然それより遅いはずです。
 労働者の環境悪化を示す典型的な指標だと思いますが、いかがでしょうか。


○新聞から一言
  新聞で、民主党の岡田氏が「衆院選で『サラリーマン増税しない』と言いながら、定率減税を廃止した。約束違反を認めていいのか」と
批判していたそうな。

 嘘はいけないでしょう。
 減税をやめることと増税は全く違います。

 岡田氏がバカなのか、嘘をついたのか。いずれにしても国民は騙される、と考えた国民を侮辱する発言です。

 もともと、私の投票活動は新自由クラブ、新党さきがけなど保守系非自民が基本でした(個人名で言えば上田清司、枝野幸男両氏)。
 しかし、引っ越し後、選挙区の民主党候補や民主党のていたらくに、共産党まで考えている自分がいて怖いです。

 嘘をついてはいけない。これは政治家としての基本であり、それを踏みにじる政党が自民党より上であるとは思えないのです。
 自民党のタレント候補を批判しつつ、何だ、横峰さくらパパって・・。
 しっかりやってくれ、民主党。
失言でなく嘘ついてたら政権取ってもダメです。

○新聞から一言2
 ちょっとさかのぼりますが、冬季五輪がロシアに決まったことで、プーチン演説が決め手と報道されています。

 関係者のコメントで「プーチン大統領が英語でしゃべったのが大きかった」というのがありました。

 これ、ロシアに仕事で行ったことのある人であれば、ものすごくわかる一言でしょう。
 ソ連以来の世界2強のロシアが、敵性言語の英語をしゃべる。これは極めて画期的なことなのです。
 ましてやツアーリ(皇帝)の異名を持つプーチン大統領がロシア語でなく英語というのは、欧米各国にものすごいインパクトを与
えた
でしょう。
 ロシアの隠し球はプーチンの英語だったわけです。

 さて、しかし、これを重要視したマスコミも皆無。単にプーチンが大物で演説したから・・という評価でした。
 無論それもあるでしょうが・・・しかし、これ、世界情勢(ロシアの誇りとか)を日本国民に正しく伝えていません。
 マスコミのレベルはかくのごとく低下しています。


<7月18日>
○一言
 今回は柏崎刈羽特集で。
 スポニチに唖然とする見出しが。「柏崎原発“あわやチェルノブイリ”」
 
 バカもここまで来れば、宗教でしょうか。

 チェルノブイリのこと少しは勉強してから言ってもらいたい。
 活動している原子炉そのもの暴走し、爆発したのと、近くの施設が燃えたのでは全く次元が違います。
 無論延焼の可能性はゼロではないでしょうが、万が一原子炉を有する施設に燃え移ったとしても、そこから原子炉まで炎上し、爆発
する可能性は更に低いわけです。
 チェルノブイリ?頭がおかしいか反原発宗教家のどちらかでしょう。

 なにより無駄に不安を煽るのはマスコミとして最低の行為だと思います。

○一言2
 今回の柏崎刈羽原発関係で良い意味で驚いたのが、毎日や朝日が冷静で、特に毎日がきちんと報道してくれたこと。

 無駄な不安を煽らなかったという面では特に毎日のわかりやすい報道は(一部を除き)高く評価すべきだと思います。

 具体的には、産経などが「放射能漏れ」と騒いでいる中、毎日は「漏れた放射能は約6万ベクレルでラドン温泉水6リットル分」と報道
して、わかりやすいです。(その後9万ベクレルと東京電力が修正・・でも9リットル分)

 これなら大丈夫と思った方も多いと思います。

 おまけで書き添えますとチェルノブイリの事故はヨウ素131換算で数万テラベクレル以上。桁が1兆違います。
 「「チェルノブイリの二の舞いは勘弁」と身を震わせた」住民の方もいらっしゃるようですが、次元が違いますのでご安心下さい。

○一言3
 マスコミのしょうもない「煽り体質」は「柏崎刈羽原発で50件のトラブル」と大きく取り上げる点にも見られます。

 報道をよく読んでみるとその中にはこんなものまで。、
・事務本館・情報棟のつなぎ目破損、ひび多数、ガラス破損多数、空調室外機破損、防水槽破損、ダクト落下、調理器具落下
・構内:土捨て場一部崩落、飲料水タンク漏れ、環境モニタリングデータの県への伝送不能、進入路に段差発生、構内道路寸断、
広い範囲が液状化、南北放水口の護岸が沈下
   

 「事務本館の調理器具落下」とかって、トラブルなのかよ、と思います。
 他にも、別に原発本体の安全性と関係ないじゃないか、というものが多数あるわけで、訳わかりません。

 災害時だからこそ、煽りではなく、不安を抑える(無論事実に基づく)報道が必要なのではないかと思いますが。

○一言4
 さらに、バカな新聞社は「ロシアが不安表明」という記事まで出してます。

 あのー、ロシアや旧ソ連はめちゃくちゃやっているんですが・・・。
・マヤーク(ウラルのあたり)では放射性廃液を川に流す
・中央アジアの核実験施設は住民が住んでいる地域のそばで風で思いっきり居住地域に流れる
・ウラジオストック周辺沿岸に核廃棄物をボンボン海中投棄する
有名な例だけでもこんなにあります。特にウラジオストック沖には原子力潜水艦が眠っています。恐ろしすぎます。
 今回のラドン温泉9リットル分とは比較にならないくらい危険です。

 そういうの、日本の新聞全然報道しませんよね。
 で、桁違いどころか兆単位で違う放射能漏れで騒ぐロシアなど無視すればいいのです。
 「お前が言うな」と。

 自分の国が不当に叩かれるのを嬉々として報道する。日本の新聞は本当に不思議です。

○一言5
 最後に、よくわからないというかバカじゃないか、選挙向けかと思うのが甘利経産大臣。

 東電に対し、けしからんと息巻いていたそうですが。

 もちろんいろいろな意味(データ偽装など)で東電は非常にけしからんのですが、今回の件は別です。
 これブーメランのように経産省(エネ庁)に跳ね返ってくると思いますが。

 立地許可出したのは誰ですかぁ〜。

 柏崎刈羽原発を止める蛮勇があるのなら別ですが、いずれ再稼働せざるを得ないのですから、バカなことをトップが言うな、と
言いたいです。


○新聞から一言
 朝日新聞によると、参院選高知選挙区で3選をめざす自民党現職の田村公平氏(津島派)が「高知は明日の飯をどうやって食うかと
いう追いつめられた状況にある。」「美しい国って何でしょう」と前置き。「(首相が)私の選挙を心配するなら銭を持ってきてほしい。
南海地震対策を政府の責任で5000億円ぐらいやったら、高知は地震や台風に耐えられる県になる」と 訴えたそうな。

 おまえ、即刻離党して国民新党行けよ。
 明らかに国民新党の発想じゃないか。

 「地方にゼニ持ってこい」だって。

 しかも、浜口雄幸、吉田茂など、高知に一円も持ってきていないのに当選させた土佐っぽの気概を侮辱しています。

 (本音は別として(笑))「ゼニもってこい」と高知県民が思っているかのような報道が全国になされた時点で、票減らしましたな。
 体面というか・・・わからんのかねぇ・・・。

 私も機会があれば、高知のために何とかしたいと思ってますが・・。「ゼニ持ってこい」じゃあありませんね(苦笑)


○新聞から一言2
 選挙名物田中真紀子の毒舌。
 しかし、地震が起きた後の新潟県でやるかねぇ。っていうか、集まってくる人は60キロ先の惨事は対岸の火事なのね。

 産経記者によると「正直、やや食傷気味になりそうなぐらいキツイ政権批判の連発だったが、参加者の多くが「面白かった」「素晴らし
い」と笑顔で会場を後にしていくあたり、自民党への逆風はかなり深刻なようだ。」とか。

 結局田中真紀子=綾小路きみまろなんでしょう。

 言いたい放題言って笑いを取るだけの人に何で国から1億も払わないといけないのか。
 全く理解できません。


<7月25日>
○一言
 産経新聞が一面で大見出し、”安倍改革”の天下り調査、次官OB全員が拒否。

 これは、国家公務員改革が選挙パフォーマンスだと公言したようなものです。
 こんなクソのような提灯記事書くなら産経新聞もネットでももう読めるし、購読をやめようと思い始めています。

 理由は簡単です。

 本当に、実態を暴きたいのなら、無記名アンケートなどで内部告発的に実態を把握するのが世の中の常識ではないでしょうか。
 
氏名公表・モザイク無し・音声も変えず・・で、「インターネットで生中継」して証言する人がいるとでも思っているのでしょうか。

 そして、政府の行政改革推進本部は平成2年以降の次官経験者237人のうち、57人が斡旋を受けたことを認めているとか。
 実態わかっているんじゃないですか。
 ならばその調査に基づき、粛々と制度を構築すればいいだけのこと。
 どうしても追加的証言が必要でも、別にインターネットで生中継する必要はないのです。
 有識者懇も議事録は公開されるのですから。
 そもそもこれまでインターネットで中継された有識者懇談会があったでしょうか?

 それをわざわざ「インターネットで中継」と高いハードルを設ける。これはつまり、
 出席するなら、犯罪者よろしく徹底的に叩き、さらし者にする。
 欠席するなら安倍御用新聞産経新聞に情報を流し、「官僚と戦っている」というパフォーマンスをする。
 どっちに転んでも安倍内閣パフォーマンスとなるわけです。実際、産経新聞のみが一面スクープにしたことからも明らかでしょう。
 しかも、その日は23日と、最後の週に支持率上げに設定したのが明白。やり方が実に政治的で汚いです。

 仮に、国家公務員改革を理解し、協力しようと思っても、インターネット生中継のもと袋叩きにされるのがわかっていて出席する
人物はいない
と思います。
 企業の内部告発が匿名なのと同じです。こんなの当たり前でしょう。 
 
 渡辺喜美という人物は、二世議員として、好き放題に生きてきた、典型的なボンボンというのがよくわかります。
 まともに部下を使ったことがなく、人間というものがわかっていないと思います。

 犯罪者(違法行為を犯した人物)であればともかく、人を「公開でつるし上げる」と言うことがどういうことか。
 上に立つ度量も能力も経験もない人に大臣として人事設計を行わせる安倍内閣に驚異的な思いを抱いています。

 私はノンキャリアで出世はしません。でもサービス残業100時間以上を何十回も経験しています(上旬だけで記録したこともあり)。
 でも、公務選んだし、目の前に与えられた仕事がある以上責任を果たすために働くわけですよ。

 そういう公務への思いというか努力を、十把一絡げで踏みにじる行為は断じて許せません。
 どんなに働いても、「公務員」とひとくくりで悪だと批判されるなら、霞ヶ関から優秀な人はいなくなりますね。

 そして、なにより、私はその「やり方」に戦前のファシズムを感じます。

 私は本HPでも天下りを批判し、キャリア制度を見直すべきと主張しています。
 しかし、前述のように「やり方」というものがあろうかと思います。
 今国会での強行採決の連発。
 この件での「人をつるし上げることに何とも思わないセンス」に私は、極めて危険なものを感じます。

 渡辺喜美のやり方はファシズムのやり方(「自己批判」とか「総括」を罪がなくても無理矢理させるやり方)です。
 このような大臣が存在して、何が「美しい国」なのか。

 私は安倍内閣の考え方は支持します。
 しかし、強行採決や、このような人を人とも思わないやり方は断固否定します。

 結論的に、安倍内閣は・・・・・・・・(公務員は政治的公正が求められるそうなので(毒))


注)私は社会保険庁など自治労の一部の怠業公務員は絶対に許せません。徹底的にメスを入れるべきだと思います。
  怠業公務員に一番怒っているのは、真面目に働いている公務員なんですよ。


○一言2
 年金が争点ですが、マスコミも含め多くの有名人が勘違いしている点があります。
 それは「年金額は変わる」という根本的なことすら理解していない点です。

 将来いくらもらえるか年金手帳に書くといっている政党もあります。
 こんなこと言っている政党や政治家は無能、不勉強の大バカヤロウで、国民を騙しています。

 年金額は5年に1度改正されます。
 ですから、「現時点における目安」に過ぎないのです。
 例えば、物価が倍に上がって年金額が増えなかったらそれは実質大幅減です。

 年金は終身です。平均寿命が延びたら、それだけ長期に支給する必要があります。
 そして、年金を納める現役世代は少子化で、どんどん減っています。
 また、年金資産を増幅させる金利も低金利のまま。
 まともにやっていたら、グリーンピアなど一部公務員の悪質な行為がなくても、長期的に見て年金減るに決まっています。
 だから定年延長その他、「現役」を無理矢理つくって年金原資を出そうとしているのです。

 少子高齢化である以上、高齢者の負担が増えるのも当たり前です。
 ぶっちゃけ、独身やDINKSで自由を謳歌した人たちのために、苦労して育てている我が子ども達が過剰な保険料負担で苦労するの
は許せません。
 そういった意味で、なぜ細川内閣の時の「国民福祉税」がぼろくそに叩かれたのかわかりません。
 使ったら使っただけ税がかかる(使う余裕のある人に税がかかる)消費税の引き上げ、そしてそれを社会保障に使用すると
いうのは至極妥当
だと思いますが。

 よく、「もう年金はいらないから納めたものを返して欲しい」と叫ぶ人がテレビでいます。
 いいですよ。生活保護受けません。のたれ死んでも構いません、というのならいくらでもお返しすべきだと思います。
 これは私が公務員だから言っているのではありません。一個人としての、強い思いです。
 でもそういう人は、違うんですよね。まあ憲法で生存権が保証されていますし。

 社会保障とは、社会全体の助け合いです。
 社会全体の助け合いの中に、年金や困ったときの生活保護、そういったものがあるわけです。
 お金があるときは、お金を社会全体のために提供し、困ったとき、リタイアしたときは助けてもらう。そういう考え方です。
 そういう社会保障から離脱するなら、当然生活保護などの「困ったとき」も社会から恩恵を受けるべきではありません。

 社会保障制度とは何か。根本論からよく考えて議論していただきたいと思います。

○新聞から一言
 中越沖地震の避難所となっている柏崎市の第一中学校で、中京テレビのスタッフが配膳用テントに小型マイクを付けようとしたそうな。
 隠しマイクではなく、臨場感を出すための食器の音などを集めるためのものだったということですが・・。
 
 テントに仕掛ける必要ねーだろ。

 
被災者報道に食器の音などを集める必要性が私にはさっぱりわかりません。

 これでは、「盗撮」「盗聴」やってるんじゃないの?と普通思いますよね・・・。

○新聞から一言2
 産経新聞は柏崎刈羽の原発本体にはひび一つ入ってないことを報道。

 じゃあ何で見出しが「柏崎刈羽「本体」にはひび一つなし」という報道にならないのでしょう。

 不安は煽るけど、安心は与えない、というのは報道機関としてどうなのでしょうか。

 他の新聞でも同じ。
 不安や不平を煽るのが商売ではなく、「事実を市民に伝える」のが報道でしょう。

<7月25日>
○一言

 安倍内閣は「美しく国」をとなえます。

 では。
 なりふり構わぬ強行採決は美しいでしょうか。
 事務所疑惑を「公開する必要がない」として無視する行為は美しいでしょうか。
 大臣以外政治家も含め全ての幹部が社保庁問題で給与減額をしたのに、トップなのに拒否する大臣を容認するのは美しいのでしょうか。
 役人OBを犯罪者のように扱い、インターネットでさらし者にして、自分の支持を増やそうとするのは美しいのでしょうか。
 きちんと職責を果たしていない官房長官が「退陣の必要がない」と権力にしがみつこうとするのは美しいのでしょうか。
 天下りの一言で、多くの真面目に働く国家公務員を「公務員天国」と叩いて、選挙対策するのは美しいのでしょうか。

 美しい国にしたいなら、まずは内閣自らが模範を示すべきではないでしょうか。
 潔さ、自己犠牲、献身、そういった行動に体現されるべき美しさはほとんど見られません。
 「美しい国」どころか「醜い国」を作ろうとしているように思えます。
 強引なやり方、人に責任転嫁して自分は助かろうとするやり口、身内には甘く、他者を攻撃してごまかそうとする。

 理想は大切ですが、「行動」が全てを決めると私は思います。

※私は4年前から天下りを批判しています。天下りを擁護するつもりはありません。念のため→こちら

○一言2
 天下りOBをインターネット中継し、「実態を白日の下にさらす」(渡辺某大臣)をパフォーマンスと断定できる点について補足を。

 当たり前ですが、改革を進めるには敵の中の味方を見つけ、中から壊すのと外からの攻撃を両立させるのは常識です。
 堅城であればあるほど、力押しで崩れるものではありません。

 今回の件も、今の制度がおかしいと思っている官僚やOBもいっぱいいるわけです。
 普通は、非公開その他粛々と生の情報を集め、改善点を検討、改正案を出せばいいだけです。
 実際そのデータも集まっているのですから。

 でもいくら協力者といっても、「インターネットのライブ中継の前で証言しろ」と言われたら、冗談じゃない、となるでしょう。

 良くテレビでコメントする経済学者は、自分の子供に自分の子供であることを言うなと言っているそうです。
 なぜなら、自分のコメントに全ての人が納得するわけもなく、反感を持つものもおり、危険だからだそうです。

 安倍内閣御用新聞の産経新聞は「出席しない」ことを批判していますが、全く的はずれ。
 「インターネットのライブ中継」が問題なのです。

 例えば、私はキャリア制度潰せと書いています。ではインターネットライブ中継するので出てくれ、と言われてもさすがに断りますよ。
 前述の経済学者と同様、保育園や小学校に通う子供が大事だからです(私は保育園や小学校で面が割れてますので)。

 そういった、何というか、社会や家族という基本的なことを理解できない人たちが、美しい国を推進するというのは理解できません。
 産経新聞でそういう記事を書く人や渡辺某大臣のような美しくない人が美しい国を作れるとはとうてい思えません。

○一言3
 産経新聞は最近すごいです。安倍擁護→公務員たたきと、図式を決めていますね。
 公務員叩いてもどうせ反論する場もないし、市民からも、スポンサーからも反論が出ない・・と。

 常々批判する朝日新聞以下です。もはや報道ではない。ワイドショーです。

 今日の産経抄も酷い。
 OBのヒアリング欠席問題で「優秀なお役人の皆さんがその様な凡ミスをするとはにわかに信じがたい」と褒め殺し。

 なんというか、こういう都合のいいときだけ「優秀な」と揶揄するバカ記者。
 執筆者の人間性に問題がありますね。

 「自分や仲間の天下り先を気にする官僚が「国家の役人である」と胸を張って言えるだろうか」とか言ってます。

 気にしてねーよ。多くは天下り関係ないんだよ。
 
 取材もせずに外形的要因で十把一絡げで決めつけるんですから、2ちゃんねる以下です。

 本当に、ここ数ヶ月の産経新聞は酷いです。
 24日も【やばいぞ日本】「官僚自ら「柔軟な発想無理」 」という記事が載っていました。

 これは防衛専門家の小川さんと事務次官クラスの会話の中で出た発言だそうな。

 しかし。50代後半の人に柔軟な発想というのは。企業のトップでも自ら柔軟発想を出すなどのくらい例があるのでしょうか。
 若手の建言によるものが多いのではないかと思うのですが。

 同様に、霞ヶ関の特徴は30代のキャリアの補佐が政策を立案することです。高級幹部は専ら政治的な活動になります。
 その現実も取材せず(あるいは無視して)に、こういうセンセーショナルな見出しをつけてバッシング。

 結論ありきで記事を書くマスコミなんて、全く無駄な存在です。

○マスコミから一言
 高知民報という独立系のマスコミによると・・
 さくらパパこと、横峯良郎氏が、 高知市で開かれた民主党候補との合同個人演説会で「年金なんかみんな言えばいいんですよ。
みんな65歳以上の人が言って、はい私納めてましたと、納めてなくても言ってもいいと思います
。言ってもいい」と言ったとか。

 異常すぎます。
 真面目に働いて年金を納めてきた者を愚弄し、詐欺行為を煽るような発言をする人物は絶対に国会議員にしてはいけない
と思います。
 今回の年金問題はきちんと納めていたいとの記録が消えたことに対する怒りであり、年取って金をくれと言うことではありません。
 日本人の高潔さとと言った美徳を愚弄しています。
 こういうバカなこというオヤジがいるから今の日本はダメになったのです。
 そして、これは致命的な問題発言であり、なぜ他のマスコミが取り上げないのか全く理解できません。

 横峯氏は絶対に投票してはいけない候補です。

 ちなみにこの他にも「無駄遣いをやめる。高知の予算もいらない、これだけ何でもそろっているのだから、何も作らなくてよい。
 と放言したそうな。
 娘やテレビの力で当選できると思って思い上がっている・・・としか私には思えないのですが。


○新聞から一言
 福島瑞穂社民党代表が、またもや頭のおかしいと思われる発言を。
 柏崎刈羽は廃炉にすべきとか。
 エネルギー供給とか全く考えていない、さすがです。
 まあ、まずは社民党の電力使用量をそこまでいうのなら5割カットしてもらいたい。それが実現できてからですね。

 現実的にはこう言うことです。
 福島氏の「事実上の夫」(福島氏は「パートナー」と表現)の海渡雄一氏は、原発絶対反対派で、各訴訟に名を連ね、弁護料を
稼いでいます。

 事実上の妻(パートナー)の原発反対は、事実上の夫(パートナー)の弁護料の営業活動だったんですね。
 政治家の妻が演説でマスコミにパフォーマンスすることで、福島夫妻、もといパートナーの増収につなげているのですね。
 私利私欲?スゲー営業活動・・・
と誤解されかねません。

 マスコミも少しはそういう部分も報道してほしいですね(毒)


○新聞から一言2
 天下り次官OBへのヒアリング問題の事実関係が明らかになりました。
 「(政府の)行政改革推進本部事務局と各省の間で打ち合わせをしているうちに時間切れになり、声をかけていなかった」(渡辺)
 「次官経験者にも来てもらおうということだったが、全員が拒否してきた」(塩崎)

 官邸と大臣の間ですらまともに情報が通っていないこの恐ろしさ。
 これ深刻だと思いますよ。

 大臣クラスが根拠もなく、推測で適当に発言をする事は無用な混乱を招きます。
 天下りではなく、災害・事故関係であれば、一体どうなっているのか。

 「政治家(特に大臣)の一言の重さ」が理解できていないバカが安倍内閣に多すぎるのが、全ての根本だと私は考えます。


○新聞から一言3
 最近裁判の弁護がめちゃくちゃです。
 光市の問題は今回もロールプレイングゲームとか、「一足先に逝って(被害者の)夫となる」など聞くに耐えない発言をしたそうで。
 他にも、JRのサンダーバード車内で女性脅迫し強姦、その他余罪多数の人非人に対する事件で被告人は脳に障害を負っていたから
仕方がない
、とか、「女性が泣いているのには気づかなかった」とか。

 脳に障害負っていたら女性を強姦してもおとがめ無しなのか。
 座席から連行し強姦、その後京都駅で一旦解放後下車し損ねたために再度強姦しておいて「泣いているのに気づかなかった」?

 氏ね。

 脳に障害を負っているため、女性の強姦が止められないなら社会へに出てくるな。
 それがダメなら、今どこにいるか居住者情報を公開すべきです。

 裁判は、善良な市民を守るためにあるものであり、人道に外れた被告を擁護するものではありません。


 おかしい。


<7月30日>
○一言
 今回の選挙結果。

 多くの方からみて、ほぼ予想通りでしょう。
 もちろん個々の候補者で「なぜこの人が(当選した/落選した)」というのあるでしょうが、数字的にはそれほど違和感がありません。

 それは、左派系の政党の獲得議席数が伸びていないことからも明らかです。
 例えば、川田龍平氏が当選したのも共産党の議席と引き替え。母の悦子氏が以前当選したときも共産党の支援(それより更に○の
「市民団体」が多かったために公認がとれなかった)を受けていましたから、そういう観点でもある意味妥当です。

 自民党とは一線を画す公明党が負けていることからも、反自民というより反安倍政権という結果は容易に結論づけられます。

 この反安倍政権という国民の意思表示を、何が問題だったのか、安倍総理は取り巻き以外から良く意見を聞いて欲しいものです

○一言2
 敗因分析としては、理由はいくらでも挙げられますが、最も根本的な敗因は、参議院選挙軽視という考え方だと思います。

 それは、強行採決や、採決を行わないで本会議上程という行動が象徴的でしょう。
 参議院選挙を重視すれば、こんな戦術を採るはずがありません。
 衆議院の力を背景に、なんとでもなるとおもっていたのでしょう。

 しかし。解散のない参議院は、6年間その議席に引っ張られます。
 今の衆議院の議席数を維持できるのもあと2年。

 残りの4年間はとても厳しい運営になるでしょう。
 それを回避する唯一の手段は憲法改正による参議院抜本的改革、もしくは定数削減により3年後に選挙やりなおしでしょう。
 もともと参議院不要論が唱えられていることもあり、内容によっては支持が得られるかも知れません。
 (無論政界再編もありますが参院のジレンマから解き放たれるには抜本改革しかない)

 が、これはかなりのバクチであり、常識的に考えれば安倍内閣は後世に負の遺産を残したということになるでしょう。

○一言3
 もう一つの大きな敗因は、前回の一言でも指摘した「国民感情軽視」でしょう。

 良いことをやっていれば、多少のミスは許されると言うのは傲慢です。
 他者に厳しくすればするほど自分達が厳しく律することが求められます。こんなの当たり前ではないでしょうか。
 
私は国家公務員の評判を大きく下げた社会保険庁は解体すべきで、懐かしのフレーズを使えば、「不逞の輩」は分限免職すべき
だと思います。

 しかし。一方で、閣僚が事務所費など様々な問題があれでは、不逞の輩は「お前らだって」と言うに決まっています。

 象徴的なのが、赤城農相の「林道疑惑の給与返納」は前大臣(故松岡大臣)が決めたことであり、私は返納しない」でしょう。
 副大臣以下事務方も全て幹部が返納しているのに、大臣がこういうことを投票日直前に平気で言う。
 あまりにも愚かというか、政治センスゼロです。市民感覚からかけ離れています。そういう人が大臣であること。

 何よりも悲しいのが、故松岡農相の遺族が農水省に、代わりにお支払いしますと言った点。
 で、遺族に支払わせるのは忍びない、としてようやく支払うことにしたとか。

 泣けます。

○一言4
 ところで、政策アピール面でも全く安倍内閣は間違っていました。
 政策的アピール(演説ではなく、政府としての動き)では、せいぜい「天下り改革」くらいしかやっていないのではないでしょうか。
 得意の北朝鮮問題や教育改革関係のアピールは皆無であったように思えます。
 これも失敗だと思います。

 公務員叩けば支持が得られるというのも非常に安易です。
 むしろ、公務員の中の自民党支持層の票まで民主党に流してしまった。
 家族も含めれば相当の票が流れたと思います。

 なぜなら、社会保険庁は一部の役所であり、天下り問題も一部の霞ヶ関のキャリアOBやキャリア制度の問題です。
 真面目に働いている多くの下っ端公務員(特に本庁の地方公務員)には全く関係ないのです。
 それを十把一絡げで渡辺某が「公務員天国」など、週刊誌のようなことをやって、国民からの公務員全体への反発を強める。
 これは将来的にものすごいマイナスだと思います。

 民間で言えば、一部に問題あればその社員や組織を攻撃し、解体するのが普通でしょう。
 どこの世界に、現場を無視して、「社員全部がダメだ」とマスコミに発表する社長がいるのでしょうか。
 山一証券廃業時を思い出していただければ、如何にやり方がおかしいかわかります。

 ここが小泉改革との違いです。
 小泉内閣は、例えば郵便局員は叩かなかった。道路公団職員は叩かなかった(当たり前)。
 あくまでも組織の問題やトップ、関係者OBを叩いていた。ここが決定的に違います。

 そういった意味でも、いかに安倍内閣が政治的に問題であるかわかります。
 怠業公務員を抵抗勢力にするのと、私も含め普通の公務員を抵抗勢力に追い込むのでは、全然違います。
 私のようなノンキャリアは、気がついたら抵抗勢力にされているのが、理解不能です。

○新聞から一言
 関西大学でフィギュアの織田選手が酒気帯び運転で逮捕とか。
 もとは、教職員3人がサウナに誘い、焼肉店で飲食をともにしたそうな。

 まあ、確かにゼミでも教官と少人数での飲み会ありますし、担当者であれば別にそういうことはあっても良いと思います。
 マスコミの「こういうことは必要性はない」というのは現場を知らない論理だと思います。

 ただ問題は、、「高橋君、織田君は社会の宝物と感じている。常にこちらに何か足りないものがないか勉強させてもらっている」と
いう発言に疑義を指摘した毎日新聞には大賛成です。

 あくまで教育の一環としてであり、「勉強させてもらっている」なら大学は会社か?ということになります。「教える」ための大学でしょう。
 関西大学が教育的にいかに低レベルであるかを言っているようなものです。


 優秀な能力のある人物を、きちんと教育して、更に心技ともに優秀な人材として社会に送り出すのが大学の使命であり、広告
塔としてその人物を潰すことではありません。