優勝者は替え玉だった、焼津のマラソン
静岡県焼津市で13日に行われた「焼津みなとマラソン」(市体育協会など主催)の男子10キロの部、40歳代部門に会社員(48)の代走で出場した20代前半の新入社員が優勝していたことが17日、分かった。協会は会社員を失格として優勝を取り消し、謝罪文書の提出を求めている。
新入社員は10キロを34分06秒で走り、2位の男性に32秒差のぶっちぎりで優勝。表彰式にも出席し、壇上で優勝カップや副賞の冷凍カツオの切り身1キロ(時価500円相当)なども受け取った。10キロの部は男子は29歳以下から10歳刻みで60歳以上までの5部門、女子39歳以下と40歳以上の2部門の計7部門約2300人が混走したため、優勝とは知らずにゴールしたとみられる。協会は、生もので返還が難しいカツオ以外の優勝賞品の返還も求めている。
大会の様子を報じた15日付の地元紙の掲載写真に、会社員のゼッケンをつけた新入社員がサングラス姿で走る様子がはっきりととらえられており、写真を見た市民から「別人ではないか」と指摘があり発覚。協会が会社員に確認すると、代走の事実を認めたという。
協会によると、会社員の後輩の新入社員で、22~23歳の陸上競技経験者。新入社員側は「上司から『代わりに走らないか』と言われて困り、本部テントの男性に代走が可能か確認したが『だめだ』とは言われず、走った。表彰も辞退したが、同じ男性に『出てくれ』と言われて出た」と話しているという。しかし、協会は「本部テントのスタッフは女性だけで男性はいなかった。申し出は確認していない。ルール違反は非常に残念だ」と話している。
[2008年4月18日7時22分 紙面から]
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