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【厚労省のカルテ】(2) 医師不足消えぬ現場の悲鳴 (3/3ページ)
3月末に開かれた議員連盟の会合。厚労省が4月から実施される医療関連政策を説明した。だが、医師不足がどうなるのか、勤務医の労働状況がどう変わるのかといった具体像が見えてこない。「勤務医の労働条件をどうするかは、われわれは触ることはできない。今回加算された診療報酬をどう使うかは、病院経営者の判断だ」と厚労省幹部。
議連の仙石由人会長代理がこう切って捨てた。「隔靴掻痒(かつかそうよう)の感がある。病院の現場のことは知らないというのか」
厚労省側の反論はなかった。