岡山県医師会は17日、75歳以上を対象に今月から始まった後期高齢者医療制度(長寿医療制度)に反対する決議文を、福田康夫首相や舛添要一厚生労働相らに郵送した。
決議文は「安心して高齢期を迎えるため新しい高齢者医療制度は必要」としながらも「患者への負担増や受診抑制の仕組みが潜む」と批判。高齢者に負担を強いる▽主治医制導入で患者の自由な医療選択が妨げられる▽病気ごとに1日当たりの医療費がほぼ決まる「包括医療」と、年齢で医療サービスを制限する「制限医療」につながる―と問題点を挙げ制度に反対している。