2008年 4月 17日 |
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津山市の介護施設虐待か、指定取り消し
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入所者の体重が大幅に減ったのは虐待にあたるなどとして、津山市の高齢者介護施設が17日、事業者指定の取り消し処分を受けました。高齢者虐待による指定取り消しは全国でも初めてということです。事業者指定の取り消し処分を受けたのは津山市日本原の高齢者介護施設「グループホームRing」です。17日午前、津山市の職員が施設を訪れ、指定取り消しの処分書を手渡しました。津山市によりますとこの施設は入所者に対する食事や栄養管理などを怠るなどし、介護保険法に違反したとしています。施設には認知症の高齢女性が5人入所していましたが、このうち1人は入所直前に、45`あった体重が28`に減るなど、全員の体重が4.5`から17`、減っていたということです。施設側は十分な対応を行うことなく、3人が低栄養状態かそれに近い状態になっていたということです。津山市では施設関係者などの通報を受け、先月14日、この施設に監査に入っていました。現在の入所者が他の施設に移るのを待って今月30日に、事業者指定を取り消します。これに対し施設側は虐待の事実を全面的に否定しています。施設側は事実関係を明らかにした上で、処分に対する取り消しを求める訴えを裁判所に起こす予定だということです。
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坂出市の産廃業者に強制捜査
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坂出市の産業廃棄物処理業者が県外から持ち込んだ廃棄物の量を実際よりも少なく、県に報告したとして、香川県警は17日、廃棄物処理法違反の疑いで業者の事務所などを家宅捜索しました。家宅捜索を受けたのは坂出市の産廃処理業者、「新光開発」です。17日、坂出市内の事務所や県外の取引業者など10カ所に捜査員が入り、契約書や操業日誌など関係資料を押収しました。警察によりますと「新光開発」は去年10月、県外から持ち込んだ産業廃棄物の量を香川県に報告する際、トラック100台分余りを持ち込んだにも関わらず、実際の10分の1の10数台分とうその報告をした疑いがもたれています。香川県は今年2月、うその報告をしたとして「新光開発」を30日の業務停止処分にしたほか、先月、香川県警に告発していました。この業者は許可されていない木くずなどの廃棄物も持ち込んでいたとみられていて警察で裏付け捜査を進めています。
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岡山市中心部の地下道、冠水で通行止め
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岡山市中心部の地下道が冠水し、約3時間半にわたって通行止めとなりました。排水施設にごみなどが詰まったのが原因とみられ、周辺の道路が混雑しました。冠水したのはJR岡山駅近くの、島田地下道です。道路を管理する岡山市によりますと午前6時半ごろ、片側2車線の道路が深さが最大で20センチまで冠水しているのが見つかりました。市ではポンプを使って排水作業に当たり、地下道は約3時間半にわたって通行止めとなりました。通勤・通学の時間帯とも重なり、周辺の道路では最長で2.8キロの渋滞が発生しました。冠水の原因について岡山市は、排水のために使われるポンプから下水道に水を送るパイプにごみなどがつまり、水がたまったのではないかと話しています。気象台によりますと岡山市では午前6時からの1時間に7ミリのやや、まとまった雨を観測していました。
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ドレミの街、デオデオに売却
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JR岡山駅前の再開発ビル、「ドレミの街」の土地と建物の大部分が家電量販店のデオデオに売却されていたことが分かりました。ドレミの街を管理運営する岡山駅前第一ビルによりますと、売却したのは第一ビルが所有していた部分全てで、敷地の約90%、床の約95%です。先月19日にデオデオと売買契約を結びました。ドレミの街は2005年に核テナントのダイエーが撤退した後、食品スーパーなどの出店で空きスペースはほぼ埋まっていましたが、家賃収入がピーク時の半分程度にまで減少し、去年秋から売却先を募集していました。一方、デオデオは今後の活用について「検討中」としていますが、業界最大手のヤマダ電機の出店攻勢や、ビックカメラの岡山駅前進出など、家電販売競争の激化が購入の背景にあると見られています。今後も、ビルの管理運営は岡山駅前第一ビルが継続し、テナントの店舗も当面は現状が維持される見通しです。
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内海ダム再開発で強制収用も視野に
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香川県小豆島町の内海ダム再開発事業で、県などが先月、国に対し土地収用法に基づく事業認定を申請していたことがわかりました。交渉が難航すれば強制収用も視野に入れ、手続きを進める方針です。この事業は、2002年度に国の補助事業に採択され、県と小豆島町は地権者と用地取得の交渉を進めていましたが、一部の地権者の反対で難航していました。県などは事業の遅れなどを理由に先月19日、国土交通大臣に対し土地収用法に基づく事業認定の申請を行いました。今後、国などがこの申請を認めれば土地の強制収用が可能となります。これに対し、ダムの建設に反対する地権者など10人が17日、県庁を訪れ、反対の意見書などを提出しました。この、再開発事業は洪水などの対策としてダムの下流に総事業費約185億円をかけ、現在の約7.5倍の約106万トンの貯水量を持つ新たなダムを2011年度末までに建設するものです。国や県は今後、公聴会を開くなどして住民に理解を求めますが、香川県では交渉が難航すれば強制収用も視野に入れ、手続きを進める方針です。
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伊豫商事詐欺事件で宗教法人を提訴
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巨額詐欺事件ですでに逮捕・起訴された岡山市の紙製品卸売会社の役員が宗教法人に行った多額の寄付は無効として、会社の破産管財人らが50億円の返還を求める訴えを岡山地方裁判所に起こしていたことがわかりました。訴えによりますと岡山市の紙製品卸売会社伊豫商事の元代表取締役大島敏昭被告(60)は2000年4月以降、去年夏に逮捕されるまでの7年4ヵ月にわたり、兵庫県姫路市の宗教法人「金聖院」に総額70億3500万円の寄付をしていました。詐欺行為に及ぶ際の成功祈願料として毎回1000万円を納めていたほか、ほぼ毎日30万円の寄付が行なわれていました。原告側はこれらの寄付のうち、50億円の返済を宗教法人「金聖院」などに求めています。伊豫商事は去年9月に約380億円の負債を抱え、経営破たんし、現在、破産手続きが進められています。原告側は「寄付は財産を隠すためのもので宗教法人の代表もその意図を知っていた」としています。今回の訴えについて「金聖院」は「訴状を見ていないのでコメント出来ない」としています。
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ラグビーの大八木氏、香大客員教授に
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ラグビーの元日本代表で、タレントとしても活躍している大八木淳史さんが、香川大学の客員教授に就任しました。大八木淳史さんは、京都市出身の46歳。神戸製鋼ラグビー部時代には、7度の全国制覇に貢献、日本代表のメンバーとしても活躍しました。辞令交付式では、香川大学の一井真比古学長から大八木さんに、客員教授就任の辞令が手渡されました。大八木さんは、現役引退後、京都の同志社大学にある大学院で青少年育成の研究に取り組んでいます。大八木さんは、香川大学の1年生、2年生の一般教養の科目で、「生涯学習」などをテーマに講義を行います。大八木さんの講義は、今年6月20日から始まり、今年度は3回行われる予定です。
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未成年者飲酒防止で街頭キャンペーン
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新入学シーズンに未成年者の飲酒防止を呼びかけるキャンペーンが、17日、岡山県内で一斉に行われました。このキャンペーンは今月が、「未成年者飲酒防止強調月間」に指定されていることから酒店の組合が県内5ヵ所で行ったものです。倉敷市のJR倉敷駅には酒店の関係者など約40人が集まりました。通学途中の中学生や高校生らに「お酒は20歳から」と書かれたティッシュ2200個を配り、成人前に酒を飲まないよう呼びかけました。岡山県警少年課のまとめによりますと、去年1年間に県内で飲酒により補導された未成年者は181人いたということです。
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医療ミスの元医師有罪確定へ
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腸閉塞の手術ミスで患者を死亡させたとして業務上過失致死の罪に問われた旧国立療養所高松病院の元外科医長、谷口清英被告(51)に対し、最高裁判所第二小法廷は17日までに上告を棄却する決定を出しました。二審の高松高裁の判決によりますと谷口被告は2000年8月、さぬき市の当時53歳の男性患者に腸閉塞の手術をした際、誤って十二指腸に穴をあけ、腹膜炎による敗血症で死亡させたものです。これで懲役1年8カ月、執行猶予3年とした一審、二審の有罪判決が確定する見通しです。
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三豊市で砲弾見つかる
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17日午後1時半ごろ、三豊市詫間町の金属回収業者から「砲弾の様なものがある」と警察に通報がありました。警察によりますと見つかったのは砲弾で、直径約6センチ、長さ約23センチあります。信管はないため爆発の危険性はないということです。警察では、砲弾が運ばれてきた経緯などを調べています。
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