長野放送局

2008年4月18日 6時11分更新

中国側ランナー受け入れへ


長野市で行われる北京オリンピックの聖火リレーについて、長野県警察本部は中国側のいわゆるセキュリティーランナーを受け入れることを決めました。警察では中国側のセキュリティーランナー2人に聖火ランナーと一緒に走ってもらい、警察官がその周りを囲むように走って警備にあたる方針です。北京オリンピックの聖火リレーは今月26日に長野市内の18点5キロを80人のランナーが聖火を受け渡しながら走ることになっています。
世界各地でチベット問題をめぐる中国政府の対応に対して抗議行動が起きていることから中国側はランナーと一緒に走って自主的に警備にあたるセキュリティーランナーを派遣したいと伝えていました。これについて長野県警察本部はこのほど、セキュリティーランナーを受け入れることを決めました。警察ではセキュリティーランナー2人に聖火ランナーと一緒に走ってもらい、警察官がそのまわりを囲むように走って警備にあたる方針です。
リレーコースの沿道などでは警察官のほか民間の警備員やボランティア、市の職員など合わせておよそ3400人が警備や警戒にあたる予定で、警察や長野市では今後の状況次第ではさらに人数を増やすことも検討していくとしています。