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「チョイかな入力」

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 MS-IMEとATOKで設定できる簡単入力方式! 「チョイかな入力」


 

■入力方式だってバージョンアップしたい!


Q: 「チョイかな入力」って、「ちょいワル」ブームにあやかって付けた名前ですか?

校長いやいや、「チョイ」に関しては私のほうが先じゃ。

1998年5月に出版した『2時間で成る!キーボードの達人』(小学館文庫)でデビューさせたのが「チョイ入力」ファミリーで、私が作った新しい入力方式だな。



Q: え! 入力方式って、自分で作っちゃって、いいんですか?
校長 パソコンのハードやソフトはどんどんと使い易くなっておるじゃろう。入力方式だけがずっと同じで、どうしていいのかな?

入力方式もどんどん使い易くしていいんだよ。もちろん、今までにもいろんな人がそうした試みをしてきた。じゃが、何も変わる様子はない。そのことには理由がある。

まぁ、ソフトやハードは新しいものに買い替えても、割と簡単に使えるようになる。入力方式には2つの問題がある。ソフトやハードにしても、お金の問題はあるがね。

入力方式の場合は、設定の問題と、新しい入力方式でいかにブラインドタッチになるかという問題じゃ。



 メインの話題は、Windowsパソコンで簡単に設定できる「チョイかな入力」です。
 でも、「チョイかな入力」に先立って校長が開発した、「チョイ入力」の話も出て来ます。混乱される方がいらっしゃると思いますが、「チョイ入力」はサブの話題ですから、そのことをしっかりと頭に入れて読み進んで下さいね。



Q: 確かに、ローマ字入力以外の入力方式を使っている人は本当に少数派です。でも、ローマ字入力は英文と日本語で配列が同じですから、多くの方が使っているのではないでしょうか?


校長 まぁ、よく考えてみたまえ。

パソコン・ユーザのほとんどが、英文でもローマ字入力でもブラインドタッチで打てていないのが現状じゃ。

このことを逆に言えば、ローマ字入力はブラインドタッチになりにくい入力方式、と考えることも出来るんじゃないかな。まぁ、みんな、入力方式をとことん調べて、ローマ字入力を選択したわけではないことだけは確かだ。お仕着せのものを、何も考えずに受け入れてしまっているだけではないかな。

みんなが使っているローマ字入力のベースになっているアルファベットの並びだが、これはQWERTY配列と呼ばれておる。欧米では、はるか昔から問題にされていてなぁ…。まぁ、その話は後にしよう。


 皆さんの目の前にあるキーボードをご覧下さい。
 上段の左端から「QWERTY」とキーが並んでいますね。
 そのことから、このキーの並びを「QWERTY配列」と呼んでいるんですよ。
 上段のキーだけで「タイプライター」と打てるのは有名な話です。もちろん、これは英単語(Typewriter)のことですけどね。


Q: え! 校長はローマ字入力の指導をされているわけでしょう。それなのに、ローマ字入力の悪口を言って、いいんですか?

校長 まぁまぁ、落ち着いて。どちらにするかは、みんなの選択に任せようじゃないか。

まず検討すべきは、新しい入力方式が自分のパソコンで使えるように設定できるかどうか、ということだ。

「チョイ入力」は日本語入力ソフト(IME)のローマ字カスタマイズ機能を使って設定するんだが、一般的なIMEであるMS-IMEとATOKのローマ字カスタマイズ機能では設定できないんだ。2007年現在での話じゃが。

「チョイかな入力」はMS-IMEとATOKで設定できる。

もっとも、IMEの前段で使うドライバで独自の入力方式を使えるようにする方法もあるが、一般の人には勧められない。Windows OSがバージョンアップすると使えなくなったりするからね。

まぁ、誰もが使っているMS-IMEとATOKのローマ字カスタマイズ機能が充実して、どんな入力方式でも自由に設定できるようになるといいんじゃがなぁ。

それはともかく、次の検討課題はブラインドタッチになれるかどうかだ。

「チョイ入力」はローマ字入力に比べればはるかに簡単にブラインドタッチになれるし、「チョイかな入力」も同じように簡単に打てるようになる。

その上に、「チョイかな入力」はブラインドタッチではなくても、二本指打法でも打ち易いという入力方式なんじゃ。二本指で打っていても、段々とブラインドタッチで打ちたくなるような仕掛けもしてあるんじゃ。

もちろん、最短時間でブラインドタッチになる増田式テキストもちゃんとあるし、最短期間でトップスピードになる増田式教材も揃っておる。

つまり、「チョイ入力」は設定に問題はあったが、「チョイかな入力」には何の問題もない、ということじゃ。それに、MS-IMEかATOKがあれば良いから、新しいソフトを買う必要もないので経済的な問題もない。

ソフトやハードならバージョンアップしたものが喜ばれる。入力方式だって同じだと思うんじゃが、どうかな?


 校長は、仮名漢字変換をしないで漢字仮名交じり文が入力できる漢字直接入力を20年以上使っています。その為にマイナーな日本語入力ソフト(IME)を使うことになります。Windows OSがバージョンアップするたびに、そうしたIMEが使えなくなったそうです。
 そこで、皆さんにはそうした苦労をさせないように、MS-IMEかATOKで永遠に使い続けられる「チョイかな入力」を作ろうと考えたのです。



■脳梗塞から回復した人でもブラインドタッチ


Q: お金をかけずに設定できて、誰にでも打ち易い入力方式なんですね。それは興味津々です。早く、説明して下さいよ。

校長 まぁ、そう焦らないで。話には順番がある。「チョイかな入力」の前に、「チョイ入力」の話をさせてくれんか。ブラインドタッチになり易い配列の設計思想は同じじゃからね。

「チョイ入力」ファミリーには、両手チョイ、左手チョイ、右手チョイ、片手チョイがある。

「両手チョイ」は、右手で子音キーを打ち、左手で母音キーを打つローマ字入力のようなものだ。ローマ字入力は、QWERTY配列に間借りをしておるから、子音キーも母音キーも右手で打ったり左手で打ったりする。

QWERTY配列
左 手 右 手
小指 薬指 中指 人差指 伸指 伸指 人差指 中指 薬指 小指
上段
中段
下段

QWERTY配列ローマ字入力
左 手 右 手
小指 薬指 中指 人差指 伸指 伸指 人差指 中指 薬指 小指
わ行 エ段 ら行 た行 上段 や行 ウ段 イ段 オ段 ぱ行
ア段 さ行 だ行 が行 中段 は行 か行
ざ行 ば行 下段 な行 ま行

英文タイプにはDVORAK配列というものがあって、ちょっと工夫をする必要はあるが、これに間借りをするとローマ字入力も子音キーは右手、母音キーは左手で打てるようになる。

DVORAK配列
左 手 右 手
小指 薬指 中指 人差指 伸指 伸指 人差指 中指 薬指 小指
上段
中段
下段

DVORAK配列ローマ字入力
左 手 右 手
小指 薬指 中指 人差指 伸指 伸指 人差指 中指 薬指 小指
ぱ行 や行 上段 が行 か行 ら行
ア段 オ段 エ段 ウ段 イ段 中段 だ行 は行 た行 な行 さ行
下段 ば行 ま行 わ行 ざ行

DVORAK配列はQWERTY配列に対する改良版の一つで、欧米にはそれなりのユーザがいるからWindows 2000では標準で使えるようになっているが、これが英文モードのみで日本語モードでは使えない。残念なことじゃな。


 皆さんは、ご自分が使っているキーボードを「QWERTY配列」と呼ぶなんて、ご存んじなかったと思います。ましてや、「DVORAK配列」なんて初耳ですよね。でも、キーボード入力に興味のある方には「クワーティ配列なんてかったるい、やはりドボラック配列だよね」と、人気なんですよ。
 とはいえ、現状ではMS-IMEやATOKでは「DVORAK配列」や「DVORAK配列ローマ字入力」を設定することは出来ないんです。


Q: 子音キーを右手、母音キーを左手にすると、何かメリットがあるのですか?

校長 それはそうじゃ。考えてもみたまえ。普通のローマ字入力で打つと、画面に出そうとする文字によって、子音キーも母音キーも右手で打ったり左手で打ったりして一定しない。

ところが、どんな文字を打つ場合でも子音キーが右手で母音キーが左手に決まっていたら、楽だぞ。右利きが多いから、右手を先に動かすと気持ちが良いしな。

それに、どうじゃ。私の作った「チョイ入力」の簡単明瞭なこと。「DVORAK配列ローマ字入力」と比較してごらん。打ちづらい人差し指の伸ばし押しと小指を出来るだけ使わないようにしているし、一目で配列が覚えられるし、仮名の出現頻度と動き易い指が大局的に対応しているから高速入力も十分に可能なんじゃ。

両手チョイ入力
左 手 右 手
小指 薬指 中指 人差指 伸指 伸指 人差指 中指 薬指 小指
オ段 エ段 上段 た行 な行 は行
半濁 ウ段 イ段 ア段 中段 わ行 あ行 か行 さ行
下段 ま行 や行 ら行

 出ました、校長ご自慢の「チョイ入力」。
 「がざだばぱ行」がないですよね。これは「かさたは行」の文字を入力した直後に「濁音キー」を押したり、「は行」の文字を入力した直後に「半濁音キー」を押します。手書きと同じ感覚になります。
 句読点をはじめ、日本語入力に必須な記号も簡単に入力できるように設計してあります。

 でも、MS-IMEやATOKではこのままでは設定できないのです。残念ですねぇ。


Q: 両手で打つ「両手チョイ」は分かりましたが、「左手チョイ」「右手チョイ」、それに「片手チョイ」って、何ですか?

校長 「チョイ入力」ファミリーは、それぞれの指が打つ子音キーと母音キーの位置が同じに設計してある。だから、最初に「両手チョイ」でブラインドタッチになれば、「左手チョイ」で日本語入力をしながら右手でマウスを操作することが出来る。

また、「右手チョイ」で日本語入力をしながら左手で煙草を吸うことが出来る。

「左手チョイ」と「右手チョイ」は普通のキーボードの左半分と右半分を使うんじゃが、「片手チョイ」はキーボードの右側にあるテンキーで日本語入力が出来る。テンキーは碁盤の目のように整然とキーが並んでいるので、とても打ち易いな。


 校長が最初に使った漢字直接入力は「TUTコード」という、大岩元先生(慶応義塾大学教授)が開発された入力方式です。これが「チョイ入力」と「超絶技巧入力」発想の原点になっているようです。「TUTコード」は、山田尚勇先生(元・東京大学教授)が開発された「Tコード」が発想の原点になっています。
 残念ながら、「Tコード」も「TUTコード」もMS-IMEやATOKでは設定できません。


Q: タイピングをしながら煙草を吸うと、精密機器であるパソコンに悪い影響を与えませんか? それに、そんな目的で左右いずれかの片手で打つ入力方式を考えられたのですか?

校長 私は若い頃の10年間は煙草を吸ったが、ある日を境に吸わなくなった。

「両手チョイ」をネット上で発表してしばらくすると、脳梗塞から回復した人から相談があった。それで、「両手チョイ」の配列をよく見ると、片手入力に展開できることに気がついたんじゃ。

この、片手で日本語入力がブラインドタッチになれることに注目して、身体の不自由な人が多く使ってくれたなぁ。そうした人が使い続けられるように、MS-IMEやATOKでも「チョイ入力」ファミリーが設定できるようになることを願っておる。

もちろん、煙草を吸いながら「片手チョイ」でチャットをすると気持ちが良いという人もおったがね。

まずは、「左手チョイ」の配列を見てもらおう。1打目が子音キー、2打目が母音キーで、続けてキーを打つことで画面に仮名1文字が出る。

左手チョイ入力:1打目
左 手 右 手
小指 薬指 中指 人差指 伸指 伸指 人差指 中指 薬指 小指
は行 な行 た行 上段
さ行 か行 あ行 わ行 中段
ら行 や行 ま行 下段

左手チョイ入力:2打目
左 手 右 手
小指 薬指 中指 人差指 伸指 伸指 人差指 中指 薬指 小指
半濁 オ段 エ段 上段
ウ段 イ段 ア段 中段
下段

次が「右手チョイ」じゃ。「左手チョイ」と左右対称になっていて、「両手チョイ」とも指と子音キー/母音キーとの関係が同じことが分かるじゃろう。

右手チョイ入力:1打目
左 手 右 手
小指 薬指 中指 人差指 伸指 伸指 人差指 中指 薬指 小指
上段 た行 な行 は行
中段 わ行 あ行 か行 さ行
下段 ま行 や行 ら行

右手チョイ入力:2打目
左 手 右 手
小指 薬指 中指 人差指 伸指 伸指 人差指 中指 薬指 小指
上段 エ段 オ段 半濁
中段 ア段 イ段 ウ段
下段

最後が「片手チョイ」だが、「わ行」以外は「右手チョイ」と同じになっている。テンキーはキーの並びが碁盤の目になっているので、とても打ち易いぞ。


片手チョイ入力:テンキー
1打目 2打目
人差指 中指 薬指 人差指 中指 薬指 小指
た行 な行 は行 上段 エ段 オ段
あ行 か行 さ行 中段 ア段 イ段 ウ段
ま行 や行 ら行 下段
わ行

テンキー(参考)
人差指 中指 薬指 小指
上段
中段
下段 Ent

 子音の「あかさ行」キーや母音の「アイウ段」キーが打ち易い中段にあるのは、仮名の出現頻度と指の動き易さを大局的に合わせた結果だそうですよ。
 キー配列を覚え易くする為だけなら、上段から順に並べたほうが良いのですが、この辺りはちゃんと考えてあるのですね。



■入力方式も時代のニーズに合わせなければ


Q: 「チョイ入力」と「チョイかな入力」は、どう違うんですか?
校長 「チョイ入力」ファミリーは、ローマ字入力と同じ2打系入力方式だったね。

「チョイかな入力」は、(JIS)かな入力や親指シフト(NICOLA配列) と同じ1打系の入力方式じゃ。

2打系というのは2個のキーを押すことで画面に仮名1文字が出る方式で、1打系というのは1個のキーを押せば画面に仮名1文字が出る方式じゃ。

「2打」「1打」と言い切らないのは、仮名1文字を出すのにそれ以下・以上の打数になることもあるからで、「2打系」「1打系」と言っておる。1打系と言っても、(JIS)かな入力と親指シフトとでは随分と違う。厳密に言えば、親指シフトや「チョイかな入力」は「1.5打系」入力じゃな。

話がややこしくなるので、簡単に説明すると、「チョイ入力」ファミリーはローマ字カスタマイズ機能が自由な日本語入力ソフト(IME)を前提にしておった。ところが、そうしたマイナーなIMEが市場で入手困難になって、みんなに勧めることが難しくなった。

一方、「チョイかな入力」は一般的なIMEのMS-IMEやATOKのローマ字カスタマイズ機能で設定できる。だから、今回勧めておるわけじゃ。

で、ローマ字入力でさえキー配列がバラバラなので打つのがイヤ、あるいはブラインドタッチの練習をする気にもなれないという人の為に作ったのが「チョイかな入力」なんじゃ。



Q: 先程お聞きした話がまた出て来ました。まぁ、重要なことは繰り返し聞く必要もありますし、老人の話に繰り返しが多いのは我慢しましょう。でも、少し話が込み入ってきました。まずは、親指シフトの説明をしていただけますか?

校長 親指シフト(NICOLA配列)は、富士通のワープロに採用された入力方式じゃ。私が30歳の頃に、相撲取りの高見山をキャラクターにして広告をしていたなぁ。だから、25年くらいの伝統があって、何かと話題の多いコラムニストの勝谷誠彦氏なども有名な愛用者の一人で、いまだにユーザも少なくない。

親指シフトの名前のとおり、親指でシフトキーを押すようになっておる。

英文タイプで小文字モードになっていれば、シフトキーを押さなければキーを押すたびに画面に小文字が出るが、シフトキーを押しながらキーを押すと大文字が出る。英文タイプの場合、シフトキーを押す指は小指だが、そのことは分かるね。

英文タイプではアルファベット26文字だから、3段10列の30キーで打てる。その上、シフトキーを使うことによって、同じアルファベットの小文字と大文字が対応する。つまり、英文タイプはスッキリとした1打系入力方式だと言うことが出来るな。

しかし、仮名の場合は50音(文字)以上あるから、そうはいかない。そこで、親指シフトではあるキーをそのまま打って画面に出る文字と、同じキーをシフトキーを押しながら打って画面に出る文字を違うようにして、すべての仮名を打てるようにしたんじゃ。


 以下に、キーボード図を紹介しますね。
 わたしたちが作る文章に出現する頻度の多い仮名ほど打ち易いようにキー配列が設計してあります。
 濁音や半濁音は該当する仮名キーとシフトキーとの組み合わせを変えて打ちます。


親指シフト:シフトキーを押さない場合
左 手 右 手
小指 薬指 中指 人差指 伸指 伸指 人差指 中指 薬指 小指
上段
中段
下段

親指シフト:シフトキーを押した場合
左 手 右 手
小指 薬指 中指 人差指 伸指 伸指 人差指 中指 薬指 小指
上段
中段
下段


Q: そうすると、「チョイかな入力」も同じなのですか?

校長 その話の前に説明しておきたいことがある。

実は、ローマ字入力や(JIS)かな入力だが、こうした一般的な入力方式は文章を作る際によく使われる仮名が打ち易いキーに対応していないんだ。

で、DVORAK配列や親指シフトは、よく使われる文字が打ち易いキーと対応するように設計されておるんじゃ。



Q: その話は私が既に説明しました。それで、ローマ字入力って、人間工学的な検討がされていないんですか?

校長 なにしろ、ローマ字入力が間借りしておるQWERTY配列は130年前に作られたからなぁ。当時は「人間工学」なんて考え方はなかったんじゃろ。

その後、QWERTY配列を科学者が批判的に調べて、いろいろな配列が提案されるようになった。その中で今でも残っておるのがDVORAK配列じゃ。欧米では30%程度のシェアがあると聞いておる。

幸いなことに、ローマ字入力もDVORAK配列にすると日本語が打ち易くなる。もちろん、この配列はアルファベットの出現頻度が前提だから、その配列に間借りをしたローマ字入力では仮名の出現頻度に対応しているわけではない。ただ、子音が右手で母音が左手で打つことになるから、打ち易いだけじゃ。

いずれにしろ、DVORAK配列にしても親指シフトにしても、文字の出現頻度と打ち易いキーの対応を最適にしようと設計されておるんじゃ。


Q: はいはい、その話は何度も出て来ました。でも、それって、当たり前のことではないんですか?

校長 う〜ん、確かに合理的ではある。

しかし、よく考えてみたまえ。文字の出現頻度と打ち易いキーを最適化すれば、見た目でキー配列がバラバラになるだろう。

そのバラバラという点に話を限ると、ローマ字入力や(JIS)かな入力と一緒なんじゃ。



Q: 一緒だとは思えません。科学的に設計されなかったローマ字入力に対して、科学的に設計された親指シフトのほうが断然優れているんじゃないですか?

校長 確かに、入力のプロには合理的に設計された結果で生じるバラバラなキー配列でも時間をかけて訓練をするということが出来るな。

だが、考えてもみたまえ。DVORAK配列や親指シフトが考えられた頃は「誰かが考えた文章を、別の人が入力する」時代だった。入力のプロの存在意義もあった。

今は、「誰でもパソコン、どこでもパソコン」の時代なんじゃ。誰もが最初からキーボードを使いながら文章を考える必要があるな。

入力方式も、そうした時代に合わせる必要があるとは思わんかね?


Q: 確かに、配列が合理的でもそうでなくても、バラバラなキー配列を見ると、ブラインドタッチで打つ気にはなかなかなれません。すると、校長が考えられた「チョイかな入力」は、整然としたキー配列なんですか?

校長 そうなんじゃ。「チョイ入力」ファミリーの配列がそうだったように、「チョイかな入力」も一目でキー配列が覚えられる。

しかも、大局的には文字の出現頻度と打ち易いキーが対応しておるんじゃ。だから、高速入力も大丈夫だね。

それと、3段10列のキーに50音を配列するのだから、シフトキーが必要になる。このシフトキーを押す指だが、小指や親指ではとても打ちづらい。

そこで、「チョイかな入力」では良く動く右手の中指で押すようにした。サブ的に使うシフトキーも同じ右手の人差し指や薬指で押すんじゃが、これは快適だぞ。

 さぁ、やっと本題のキーボード図を紹介しますね。
 もちろん、校長は右手側に仮名を並べたいのですが、MS-IMEとATOKを前提にするとこのようになります。濁音や半濁音は、清音のキーを押す直前に別のキーを押すだけで済みますから、改めてキー位置を覚える必要はないそうです。


チョイかな入力:シフトキーを押さない場合
左 手 右 手
小指 薬指 中指 人差指 伸指 伸指 人差指 中指 薬指 小指
上段
中段
下段

チョイかな入力:シフトキーを押した場合
左 手 右 手
小指 薬指 中指 人差指 伸指 伸指 人差指 中指 薬指 小指
上段
中段
下段



■入力方式の乗り換え術


Q: なるほど。これなら、ローマ字入力で挫折した方でも使えそうですね。ブラインドタッチに挑戦する気になるでしょうし、二本指打法のままでも楽に打てそうです。それに、Windowsパソコンに必ず入っている日本語入力ソフトのMS-IMEや、ジャストシステム社のATOKで使えるんですよね?

校長 そこがミソだね。

私の本音を言えば、MS-IMEとATOKのローマ字カスタマイズ機能が充実してくれて、どんな入力方式でも設定できるようになってくれることを願っておる。2打系の「チョイ入力」ファミリーにも捨てがたい魅力があるからね。

まぁ、そのことは先の話として、現状のMS-IMEとATOKで設定できるのは、この「チョイかな入力」と少し変形させた「両手チョイ」と「左手チョイ」「右手チョイ」じゃな。


Q: 身体の不自由な方が片手でブラインドタッチになる道も残されているんですね?

校長 うん、そういう人はMS-IMEやATOKで設定できる「チョイ入力」について問い合わせて欲しい。要望に応じて対応することになる。

本題の「チョイかな入力」だが、設定の方法とブラインドタッチになる練習法をまとめたテキストを用意した。MS-IME用とATOK用とで設定の方法が違うのはもちろんじゃが、「っ」と「ん」の出し方が少しだけ違うので、自分が主に使っているIMEに合わせてリクエストをして欲しいな。



 MS-IMEとATOKで「左手チョイ」や「右手チョイ」を設定する場合には、既にご紹介した配列が少しだけ変わります。「両手チョイ」も設定できますが、左右が逆になります。
 それでも片手だけでブラインドタッチで快適に入力したい方には朗報ですよね。



Q: ところで、なんで「チョイ」なんですか?

校長 居酒屋へ行って、何か頼もうとするとき、料理の名前が面白いと興味をひかれるだろう。入力方式の名前を眺めていると、面白くないものばかりじゃ。

そこで、まずは面白い名前にしようというのがあった。で、配列を見た人が、「これなら、チョイとやってみよう」と思うだろうと考えた。

だから、「チョイ」なんじゃよ。どうだい?


Q: 「どうだい?」と言われましても、困ります。ところで、本当に「チョイかな入力」は最短時間でブラインドタッチになれて、最短期間でトップスピードになれるんですか?

校長 なかなか厳しい質問じゃな。

私は自分で作った「両手チョイ」で仮名を入力して、仮名漢字変換をしないで漢字を直接画面に出す「超絶技巧入力」をずっと使っておる。もう10年以上だから、すっかり無意識で自由自在に打てている。

その私が「チョイかな入力」の練習をやってみたんじゃ。

ある入力方式でブラインドタッチで高速入力の人が、新しい入力方式でブラインドタッチになるのは少し大変で、特に高速入力の練習の頃に元の指づかいの癖が邪魔をする。

だから、ローマ字入力でブラインドタッチではない人が「チョイかな入力」の練習をするほうがスムーズにいくはずじゃ。しかも、私のキーボード能力は5段階評価で「3の下」だ。みんなは、きっと私よりうまくいくじゃろう。

とりあえず、私が練習したときの記録を紹介しておこう。

●練習経過

日程 練習内容 達成速度
1日目 テキストを使って
仮名のブラインドタッチ練習
30分    
2日目 30分
3日目 30分
4日目 30分
5日目 音声教材を使って
仮名のスピードアップ練習
音声教材1 基礎コース  
6日目 初級コース
7日目 中級コース
8日目 上級コース
9日目 音声教材2 1,000文字コース  
10日目 1,500文字コース
11日目 2,000文字コース
12日目 3,000文字コース
13日目 4,000文字コース
14日目 5,000文字コース
15日目 CD-ROM教材を使って
仮名漢字変換のスピードアップ練習
CD-ROM教材 420字/10分
16日目 510字/10分
17日目 549字/10分
18日目 561字/10分
19日目 635字/10分
20日目 616字/10分
21日目 660字/10分
22日目 661字/10分
23日目 686字/10分
24日目 676字/10分
25日目 720字/10分
26日目 736字/10分
27日目 768字/10分
28日目 791字/10分
29日目 807字/10分
30日目 848字/10分

  校長によりますと、最初に初期のブラインドタッチをマスターし、ひたすら仮名だけの入力速度アップを目指し、最後に仮名漢字変換のスピードアップに移る、この段階的練習法が最短期間で900字/10分というトップスピードを実現させるそうです。練習時間は、毎日30分が基本で時々1時間だそうですよ。
 本当かどうか、チャレンジしてみてはいかがですか。



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