ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]

ジャンル
サブジャンル

国内

聖火リレーで休校!長野の女子高「生徒の安全を確保したい」

4月17日8時1分配信 スポーツ報知


 長野市で26日に行われる北京五輪聖火リレーのスタート地点となっている善光寺近くにある私立長野清泉女学院高校(西沢善明校長)は16日、リレーが行われる当日を臨時休校にすることを明らかにした。同校は「混乱を避け、生徒の安全を確保したい」としている。厳戒ムード高まる長野では、県警が当日(26日)に2000人規模で警備する方針を固め、機動隊動員の可能性もささやかれている。一方、聖火は16日、パキスタンのイスラマバードを通過。直前にルートを変更、施設内で招待者限定で行われる異例の開催となった。

 聖火リレー問題がブレザー姿の女子高生にまで飛び火した。西沢校長(60)によると、同校では26日に午前の4時間、通常授業を予定していたが、休校を決定したという。

 同校から500メートル西にある善光寺から聖火リレーが出発する午前8時半は、学校にとってちょうど登校時間。同校では、全校生徒646人のうち約300人がバス通学のため、交通規制による影響が大きい恐れがあるという。

 そういった交通の便の問題よりも、西沢校長が恐れるのは、各国で行われた聖火リレーの様子だ。6日のロンドンや7日のパリなど、チベット問題に関して中国に抗議するデモと、妨害者を制圧する「聖火防衛隊」の姿。インターネットで「日本でも(中国に)抗議を!!」との書き込みを見た西沢校長は「万が一、生徒が巻き込まれてけがをしたら危ない」と判断した。

 長野では、県警が近隣の県などに応援を要請し、当初の倍増となる2000人規模で警備する方針。18・5キロのコース沿いに、一定間隔で警官を配置する。トーチの火を管理するために、中国側が派遣する数人のランナーとともに、複数の警察官が聖火ランナーの両脇に並んで走る予定。県警の警備対策委員長の石井隆之本部長が、伴走車で陣頭指揮する方向だ。

 「聖火防衛隊」ついては、すでに泉信也国家公安委員長は「(警備は)われわれの役目」と来日を歓迎しない意向を表明している。長野市実行委では「中国側から、火を付けたり消したりする『フレームアテンダント』が2人、聖火のそばを走ると聞いている」としているが、実際に来るかどうかは、正式に伝えられていないという。

 本番が目前に迫りながら、詳細に不明な点が多く、実行委は不安を隠さない。県警との打ち合わせでは「機動隊を出動させるか」という話も出たという。

最終更新:4月17日8時1分

  • ソーシャルブックマークへ投稿 2
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • みんトピに投稿
  • はてなブックマークに追加
  • newsingに投稿
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿
  • Choixにブックマーク
  • イザ!ブックマーク
ソーシャルブックマークとは

Yahoo!ニュース関連記事

この話題に関するブログ 20ランキング上位

関連トピックス

主なニュースサイトで 聖火リレー の記事を読む
みんなの感想 この話題についてみんながどう感じたかわかります。

みんなの感想(話題ランキング)

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます

日付を選択:



提供RSS