長崎県では、県立佐世保工業高校が、入学式までに入学金を納めなかった定時制の生徒2人を入学式に出席させなかったことがわかりました。
入学式に出席できなかったのは男子生徒2人で、入学金と4月分の授業料など6万3000円を持参しなかったため、式の間、保護者とともに校内の別室に待機させられました。生徒と保護者は入学式の後、分割払いに応じたため入学を許可され、クラスに合流しました。
県の条例では、入学金は入学時に納付しなければならないと規定されており、学校側は先月末、事前の説明会で、入学金を納付しなければ入学を許可できないと伝えていたということです。
学校側の対応について県教育委員会は、「生徒にはつらい思いをさせたがやむを得ないことだった」としています。(17日11:45)