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2008/04/17

病人だけ集めて姥捨て医療保険

まちの病院がなくなる!?―地域医療の崩壊と再生 まちの病院がなくなる!?―地域医療の崩壊と再生
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2007-12

姥捨て医療制度に日本国内、津々浦々で怨嗟の声があがっているようなんだが、アレだ、バンコク来る直前、薬を貰いに病院に行ったんだが、会計で喧嘩している爺さんがいて笑ったんだが、「点滴一本打っただけなのに10万も取るのか!」と怒鳴っているわけだ。で、病院も困り果てていたんだが、そもそも医療というのは
客が商品を選べないという特殊なサービスなわけだ。

山口瞳のエッセイで、「庭を造る」という話があるんだが、小さな家をやっと買い、ささやかな庭を造ろうと思い立って、一生懸命に調べるわけだ。芝生が坪幾らで、人件費がいくらで、と。で、庭師のオッサンを呼んで商談を始めようとすると、庭師のオッサンいわく、「旦那、庭を造ろうって人が、カネの事を言っちゃイケマセン」という、それだけの話なんだが、金持ちの旦那が道楽で庭を作るようなもんで、医療というのも「カネの事は言っちゃイケマセン」の世界になっているわけだ。

患者は、医者に行くなり、相手の言うままに提供されるサービスをすべて受け入れて、反論は許されない。どうせ高くても保険で払われるので、カネの心配が要らないというのもあって、医者が思いつく限りの「検査」と「治療」を押しつけられる事になる。

こういう商売、楽だよね。たとえば洋服屋だとして、客が入ってきたら「アナタはこのシャツとこのズボンをはくべきです。それと、アクセサリーはこちらの三点をお買いあげなさって下さい。合計20万円です。なお、この件については反論は認めません」なんて、そんな商売が出来たらどんなにオイシイかw でも、医者がやってるのは、そういうショーバイだ。なので、TVに出て文句言ってる年寄りだって、「カネは払わないけど、最大限の医療を保証しろ」と言いたいわけではないと思うんだが、そうした医療の抱える問題点については誰も突っ込まないわけだな。

で、今までは国家丸抱えで高度な医療を保証してきたんだが、財政がパンク寸前だ、と。なので、保険料あげます、医療の程度は下げますと、小泉内閣時代にやったわけだ。強行採決で決めたんだが、今になって日本中が大騒ぎで、とりあえずこんなサイトなんだが、神州の泉というんだからアレです、右巻き。つうか、植草擁護派でバリバリの反清和会のようなんだが、

  とにかく腹が立って仕方がない。

 二千数百年の伝統を誇るこの日本はなんという恥ずかしい国に成り下がったのだろうか。現役世代がお年寄りを邪魔者扱いし、その挙句、姥捨て山に捨てる法案まで策定して実行した。鉄面皮の顔で75歳以上の人たちの人並みに生きる権利を剥奪していく日本人とはいったいどういう日本人だろうか。彼らは富士山を誇りに思い、正月を寿(ことほ)ぎ、オリンピックで日本選手の健闘を称える我々日本人と同じ種族なのか。

怒ってます。ひたすら怒ってます。で、
 お上が直接国民の年金支給金を切り崩すこと、すなわちこの「強制天引き」なる所業は人非人の仕業である。日本は人非人国家になったのだ。人でなし国家である。この非道な法案は早急に撤回させるべきだ。そしてこれを策定して実行した政治家たちをけっして許してはならない。これを発想する者たちは決まっている。最近ネットで言われてきた外資族なる政治家たちである。小泉・竹中路線をラディカルに推し進めた買弁的構造改革論者たちである。日本の伝統精神や互助的慣習をすべて破壊し、国の魂と財産を外の海賊に売り渡して恥じないやからである。彼らの念頭にあるのは、金融収奪を目論む外資に国富を貢ぐことによって、そのおこぼれを預かるという野良犬以下の発想である。
小泉政権は、右巻きの人たちが嬉しがって支持していたような記憶があるんだが、最近になってずいぶん評判が悪いですねぇ。で、この件については自民党の中ですら見直し論が出ているほどで、小泉内閣のもっとも大きな失政として歴史に刻まれるのではないかと思うんだが、ついでに左巻きの代表として共産党にも登場していただこう。
 「制度を決めた自民党と公明党に抗議する」「私に早く死ねということか」―。高齢者を差別する「後期高齢者医療制度」による年金からの保険料天引きが実施された十五日、市町村の窓口には問い合わせや抗議の声が殺到しました。一方、社会保障推進協議会や労働組合、医療関係の団体は全国各地で同制度の中止・廃止を求める宣伝・署名や集会・デモ行進、電話相談などに取り組み、日本共産党も街頭宣伝しました。一時間で三百を超す署名が集まったり、電話相談に約百本の電話が寄せられたりとどこでも国民の怒りが爆発しました。
まぁ、言うまでもない、共産党は大反対だ。ここぞとばかりに張り切ってますw
 「介護保険料が九千八百円、こんどの保険料は一万八千円。私に早く死ねということだね」とペンをしっかり握る八十歳の女性。七十五歳以上を差別する後期高齢者医療制度の保険料が初めて年金から天引きされた十五日、札幌市西区の地下鉄琴似駅前でおこなわれた署名行動で、お年寄りの怒りが爆発しました。
で、この件では「保険証が届いてない人がいる」とかいう話から始まって、現在は負担が増えて大変だ、というところに来ているんだが、感じるのは、厚労省の「お役所仕事」ぶりなんだが、そもそも保険制度を切り替えて新しい保険証を届けるのに、どれだけのトラブルが予想されるかも考えてなかったのかね? 机の上だけで物事を考え、実務は他人任せなので、こういうトラブルが発生するんだが、ただでさえ理解力に乏しく、判断力が乏しい年寄りに、紙切れ一枚送付しただけで物事が片づくと考える方がどうかしてると思うんだけどね。で、元新聞記者のクレイジーパパさんちで現状を解説しているんだが、

15日、なぜかこの制度をつくったはずの自民党本部で、「後期高齢者医療制度説明会」なる会合が開かれ、多くの自民党議員が出席して、厚労省の担当者から説明を受けた。

会議から出てきた加藤紘一は説明会の様子をこう話した。「かつて一度OKしたんだけども、騒ぎがあって、説明聞いてみると、そういえばそういうことだったなあと、思い直したという感じの会議でしたね」

まるで他人事のような話しぶりだ。自分たちが決めたことではないのか。当時、誰もが何も考えていなかった証拠である。騒ぎにならないと本気で法案を読まない国会議員がいて、誰かがレクやリークしてくれないと記事が書けないジャーナリストがいる。これが日本の現実である。一般庶民はただ、ため息をつくしかないのだろうか。

で、断言するが、この件は福田政権にとって、命取りになりかねない。とっとと見直しかけないと、老人票がみんな民主党に流れる。そもそも、75歳以上の年寄りだけ別個の保険制度にしたら、そんなモノが維持できるわけがない。
75歳以上だったら全員病人だよw どっか悪くて当たり前なんで、病人だけ集めて健康保険だなんて、最初から破綻するのが目に見えてるじゃないかw

コメント

「カネは払わないけど、最大限の医療を保証しろ」

正解!
そー言ってるわけでしょう。

民主党はなんで参院で過半数とった後も、反対の決議をしなかったの?
一度決まったものにはできないの?

まあ、年寄りに死んでもらって高齢者の数が減ったら、根源的な解決にはなるな。
60歳以上には選挙権はやらないとかwww

オレは最初から反対だったんだという自民議員も現れてますの。じゃあ、最初から反対しとけよw。
共産の小池が相当ねちっこくやっていたが、マスゾエは大丈夫、OK、問題ないといっていたが、やるのが厚労省。厚労省は社会保険庁の親玉w。試合前から負けているようなものです。
昨年はスズメバチハンターが大ブームになったが、電話で「お金?危険なんだから、お金のことは言うな」みたいなことをハンターが言っているのを思い出した。

役人は都道府県単位で後期高齢者医療制度のための組織を新設した訳で、これで大成功とほくそえんでるでしょう。

老人を利用して組織拡大、しめしめ目出度いコッチャ。介護保険でも組織拡大、バカな左巻きの騒ぎさえ利用して太る厄人組織。
組織拡大利権増大のネタなら何でも来い。

どのような医療保険制度だろうとすべての原資は国民のお金。 役人は手数料をがっぽり差し引いて病院に突っ込むだけ。


清和組が作った法律は、全部破棄ですな。

そもそも、自分の事を棚に上げて、メタボ法作んな~。
検査利権見え見えだぞ~。

(あ、ゲリラさんの事じゃないよ。
 あ、元幹事長の事じゃないよ。
 あ、副大統領の事じゃないよ。
 あ、元国務副長官の事じゃないよ。
 あ、名誉会長の事じゃないよ。
 あ、あ、あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

メタボ等が、寄って作った、メタボ法。
(お粗末)

命取りになりかねないと言うか、もう手遅れだと思うw
他にも失政には事欠かない政党だし。
確実に終わってます。

>>病人だけ集めて健康保険だなんて、最初から破綻するのが目に見えてるじゃないかw

大丈夫です!
定額払いにしてますからそれ以上は医療費はかかりません。
大丈夫です!!
今までの病院にはかかることは出来ますが定額払い分までです。

センキョが刻一刻近づいてるんでジミン党議員の無責任発言が続くと思われます。
つぎのセンキョでコガが終わる予定なので今のうちに人権をねじ込もうとしている。

野次馬さん、本当は熱海あたりにいるんじゃないかと。。。

75歳以上は 寿命のバブルだよ。

医者がおいしい商売というご意見に洋服屋の例えで反論してみます。
まず客はどの服が欲しいとやってくる訳ではない。(かっこよくしてとやってくる)
思いついたままの商品を売っても、お上(保険)が必要ないと判断すれば、代金はもらえない。
最近では、なぜその商品が必要なのか、時には遠方の家族まで呼び出して説明しなければならない。
商品を着て街を歩いてみてもかっこよくなければ、商品の代金の数百倍の賠償金を要求される。
おいしい商売と思われるのなら、ご自分で病院でも経営してみてはいかがでしょうか?

野次馬さんは、オレオレ俺んトコにいるよ!

と、皆が言ってしまえば追いようもなくなるような。
そんな訳で、ちょうどさっきまでいましたよ。
まだ、そこの角を曲がったトコロじゃないかな。

まあ、植草はやってるだろうけどな。w

道路や空港等が、利用者の便宜のゆゑではなく、專ら業者の生活のゆゑに整備されて來たことに正面から反論される方は、ココでは多くないやうに存じます。醫療保險のみがどうして例外たりうるか、疑問に感じざるをえません。

滿洲に於いて實現する筈であつた、革新官僚に依る計畫經濟=滿洲收奪システムが、戰後内地に於て實現してゐることに思ひを致すばかりです。要は官僚の植民地ではないかと。内務省をなめて居るんかいと。

勿論泥醉して居りますけれども何か。

筒井康隆著「銀齢の果て」は お読みでしょうか。

病院も経営難のとこ多いみたいですね。
本来はサービス業のはずなのに、
客(患者)のほうが、ぺこぺこ頭下げて、
ありがとうございました、ってな。

以前、病院紹介のガイドブックが出てたみたいだけど、
本の名前わからなくて、検索しても見つからんのよ。
食事の美味しい病院ランキングとか、
旅行ガイドみたいなノリの本。誰か知らんかね?

病院も、もっとサービス業を意識すべし。
「本日は注射サービスデー」とか、「MRI 2割引チケット」、
「ナース指名制」、「バースデー割引」、
あとポイントカード作ったりしてさ。
そろそろ医療も変わるべき時代と思います。

>75歳以上だったら全員病人だよw
そうですよね。
何でこんな当たり前のことを議員どもは気づけないのかと。

山口瞳さんですか・・・。

この時期になると思いだします・・・タケノコが大好物
生前、”栗の様な”と例えられるタケノコを食べさせて差し上げ様としましたが
かなえられませんでした・・・(-_-;)

 >そもそも医療というのは客が商品を選べないという特殊なサービスなわけだ。

 野次馬さん、これ激しく事実誤認してますよ。いまや田舎のオジーチャン、オバーチャンでも口コミってやつで昨日はこっちの病院、明日はあっちの診療所・・・・・と節操なくウロウロしまくってます。お医者さんも訴訟やクレームがイヤだから「これは手術すればこれだけお金がかかりますけどいいですか?え、イヤ?しゃあないな~、じゃあこの治療法は?」みたいな説明する人多いです。
 結局昔ながらの家族関係から切り捨てられ、孤立させられている老人たちが、それがなにかの保障になるのではないかと錯覚して、医療機関に過度に依存しようとしています。  医療者たちはその間断なき依存の攻撃に疲れ切っているというわけです。今度の医療制度改革でそういう老人たちのクセを改めてやろうというのが官僚たちのホンネです。
 でも結局は核家族ブームから始まる家族関係の崩壊が根底にあるわけで、それをなんとかせにゃ根本解決にはならないし、それを引き起こした原因のひとつである今の老人たちにも反省すべき点はあります。
 
 それと「自治体の医療崩壊再建ビジネス」ってやつも生まれてきているわけで、尼損で紹介されている筆者などもその筆頭と思われてますし、彼らと組んでいるU張りの医師なども結局その一員であると業界内では思われてますよ。彼らは自治体から金を受け取って仕事している割に本当に’再建’させたという話はあいにく聞かないのですがね・・・・・

※欄伸びるなあ、ここの人は平均年齢が高いのかな。

野次馬さん修善寺にいたりして…
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1208309981/l50

今、内科に入院しているのだが年齢層は80才前後。外来も同じ。今回の保険制度改悪はリアルに感じる。

一昔前に祖母や家族が毎日何種類もの薬を飲んでいるのを見て、病気の薬で人間が皆一様に餌付け管理されているようでイヤな感じがしました。
やたら病院へ行くとどんな副作用のある薬を出されて餌付け状態にされるかわからないwのでなるべく体調を壊さないよう気をつけ、具合悪い時にはひたすら寝て直すことにしています。
例え不治の病になって苦しむことに成ろうとも病院にだけは絶対行かないでその場で野垂れ死にすることに固く決めていますw

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