長野市で26日に行われる北京五輪の聖火リレーで、市の実行委員会と長野県警が複数のルート短縮案を検討していることが17日、関係者の話で分かった。北京五輪組織委員会が直前に変更を要請してきた場合、交通規制などの対応が困難になるため。市実行委は「シミュレーションはしているが、現時点でルート変更や短縮は考えていない」としている。
また警備当局によると、警備態勢は長野県警の約2000人に近隣県警や管区警察局からの応援の約800人が加わり、約2800人で臨むことでほぼ固まった。県警は当初1000人前後で検討していたが、3倍近い規模になる。
予定されているのは善光寺をスタートし、長野五輪の競技会場などを巡る18・5キロのルート。
関係者によると、警備上の問題でルートを変える場合、交通規制変更が最大の課題になる。