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調査捕鯨妨害:「歯がゆさ残る」 日新丸船長が会見

反捕鯨団体などに妨害された調査捕鯨母船「日進丸」が帰港し、当時の様子を語る小川知之船長(左)=農水省で2008年4月15日午後2時半、佐々木順一撮影
反捕鯨団体などに妨害された調査捕鯨母船「日進丸」が帰港し、当時の様子を語る小川知之船長(左)=農水省で2008年4月15日午後2時半、佐々木順一撮影

 南極海で調査捕鯨中に反捕鯨団体「シー・シェパード」などに妨害され、15日朝に東京港に帰港した母船「日新丸」(8044トン)の小川知之船長と捕鯨調査団の石川創団長が同日午後、農林水産省で会見した。

 妨害行為について、小川船長は「薬品入りの瓶を投げられても、シー・シェパードの船と衝突しないよう向こうの安全にも気を使った」と終始こわばった表情。石川団長は「乗組員から『どうにかならないのか』と言われたが、いかんともしがたく歯がゆさが残った」と話した。

 今回の調査は、150日の航行中101日間の予定だったが、妨害の影響で延べ31日間中断を余儀なくされた。それでもザトウクジラの増加傾向やクロミンククジラの生態について確認ができたといい、石川団長は「妨害に屈せず調査を完遂できたことが一番の成果」と話した。【奥山智己】

毎日新聞 2008年4月15日 22時37分(最終更新 4月15日 22時57分)

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