福岡放送局

2008年4月17日 18時54分更新

新幹線0系 開業当時に塗装

昭和39年の東海道新幹線開業と同時にデビューした初代の新幹線「0系」がことし秋に引退するのを前に、開業当時と同じクリーム色に青いラインの入った懐かしい姿に塗り直され17日、福岡県内の車両基地で公開されました。

新幹線の「0系車両」は、東京オリンピックが開かれた昭和39年、東海道新幹線の開業と同時にデビューした初代の車両で、ことし11月に引退することが決まっています。
現在は、グレー地に緑のラインの0系車両ですが、JR西日本では昔懐かしい姿を再び見たいという鉄道ファンなどの要望に応えて、およそ2000万円をかけて開業当時の色合いで塗り直すことになりました。
福岡県那珂川町のJRの車両基地で公開された0系は、クリーム色の車体に青いラインという当時の塗装がそのまま再現されています。「0系」は最高速度210キロとかつては世界で最も速く、日本の高度経済成長を象徴する存在として活躍してきました。
JR西日本では今後、あと2つの編成の0系新幹線を同じ塗装にし、山陽新幹線の「こだま」として、18日からことし11月の引退まで運行することにしています。