2008年4月17日 (木曜日)

苦手だわ〜〜〜

住職になってから、いまだに慣れない事のひとつに、「習字」がある。
  
位牌や過去帳などに、「法名」を記す場合、ヘタクソな文字しか書けない自分にガッカリする。
  
葬儀の際、立派な祭壇の中央に、私の書いた「自信なさげ」な位牌の文字が目に入ると、お経をあげながら、複雑な気分。だって、慎重に書いたつもりでも、少し離れた距離から眺めると、字の間隔がバラバラだったり、下に向かうに連れて微妙に右に曲がっていったりして・・・・(苦笑)
  
市内の「ある葬儀場」には私が中学生時代に「習字」を習った先生が退職後に供物や供花の文字を書くのに勤めてたりして、その先生が「KONOくん、相変わらず下手ねぇ!このハネの部分はこう! はい、ここはきちんとトメてね……」なーんて位牌の字を「朱」で添削される「妄想」までしてしまう……
  
  
  
ま、「位牌」は、浄土真宗の場合本来使わず、あくまでも「仮」のものだから、葬儀や四十九日などの節目で処分するけど、
「過去帳」に記された文字は、ずーっと残るわけで・・・。
  
  
住職になって約1年…
檀家サン宅とお寺にある「過去帳」には、
だんだん私の書いた「ヘナチョコ文字」が増えている……
  
  
今、明日の葬儀の位牌をようやく書き上げた。
どうだろ?
自分としては、上手に書けた方かな・・・あくまでも自分なりにね。。。
  

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2008年4月15日 (火曜日)

後期高齢者医療制度

  本日4月15日から、

 75歳以上が対象のいわゆる「後期高齢者医療制度(長寿医療制度)」について、保険料を年金から天引きする「特別徴収」が始まった。

 今日のニュースでは、この制度による全国各地の混乱ぶりを伝えている。そりゃそうだろうな。僕が「月参り」にお伺いしている檀家さん宅でも、

 「住職さん、ちょっと教えてくれるぅ?分からないのさ、これ・・・」

 と困った表情で、送られてきた通知書を僕に渡して、「説明してほしい」というバアチャンがいたくらいだ。 大事な年金の「額面」までが記された通知書をアッサリ僕に見せてくださるので、一瞬、僕も緊張する。でも、それくらい訳分からんのだ。

 正直、僕も細かいところまで、この制度のことを勉強していなかったし、ニュースで仕入れた「なんとなくの知識」と、通知書に書いてある内容を、一応は説明してあげたけど・・・。

 そのバアチャンは、役所に問い合わせに行くにも自宅から遠いし、足も悪い。

 しかも、年金から「天引き」される、という、その「天引き」の意味を知らなかったみたいで、説明してあげたら、たいそうビックリしていたし、

 ほんと、その見せられた通知書に書いてあった「額面」を見て、バアチャンの生活を考えたら、せつなくなった。

Photo  

 今日のニュースが伝えているこの混乱ぶりから、今後、この制度がどうなっていくのか・・・または、どうしたらいいのか・・・

 「正解」は分からない。偉そうなことは何も言えない。

 でも。

 戸惑う「バアチャン」の声が聞こえる「制度変更」であってほしい。

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ネットで『あなたに逢いたいな』

恒例でございます。

私、KONOが所属してたバンド「メールハート」のメンバー・おいちゃんさんのブログ【夢飛行☆心の部屋☆】で、昨年12月の「解散コンサート」の模様が続々とアップされておりますので、ご案内致します!

  

今回アップされたのは、

私、KONO作詞・作曲の

「あなたに逢いたいな」

という曲です。

http://blogs.yahoo.co.jp/super_adamas1963/22529534.html

  

この曲は、私が約10年前に作った歌ですが、解散コンサートでは【女性の声】で表現したら歌の味わいが深まっていくのでは、ということで、メンバーの愛チャンに歌ってもらいました。女性歌手に曲を提供したアーティストの気分です!!愛チャンも私の意を汲んで、すばらしく歌い上げてくれました。この曲もさぞ喜んでおります・・・。

  

この曲についての解説ですが、

実は、恥ずかしながら、29歳の時に大きく失恋をしまして、そのとき、あまりのダメージに思考回路が働かないくらいの日々の中で、それでもそんな自分の頭の中にグルグル聞こえてきたメロディーと詞をそのまま曲にしたのです。 

だから、歌詞もメロディーも究めて単純・シンプルです。でも、あれこれ計算して創作する曲よりも、こんな「シンプル」な歌のほうが想いが込められて表現できますし、聴き手のお客さんのインパクトも強いみたいですね。

オリジナルで作ってきた曲は、記憶の「アルバム」みたいなものです。

あのとき、あのツライ日々の中で生まれた曲が、時をこえて、色んな想いを連れてきます。

本当に好きだった。とにかく逢いたかった。苦しいくらいせつなかった。バカみたいに泣いた。憎んだ。でも、やっぱり愛してた。あなたに逢えない想いを、この曲に乗せて、コンサートで叫び続けた。自分と向き合った。時間を考えた。宇宙を考えた。どうにもならない現実の中で、あなたと出逢えたことが、やっぱり、とてつもなく嬉しかった。

今でも好きだ。

でも、この恋は卒業した。

ありがとう、と心から思えた。

歌にして良かった。

  

  

※わがバンドの「他の曲」についても、動画や情報をまとめてご覧になりたい方は、おいちゃんのブログの中の「MAIL-HEARTライブの部屋」http://blogs.yahoo.co.jp/super_adamas1963/folder/860861.html?m=lc

から、ご覧ください。昔のコンサートの動画もありますよ!!

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2008年4月13日 (日曜日)

あおいこレッテル

「レッテル」に負けるってこと。

例えば、ものすごく「評判の悪い」学校があったとする。

近隣地域からも信用されていない。「あの学校に通っている」というだけで、「あぁ、あの学校の生徒ね。。」というレッテルを貼られ、白い目で見られるような・・・。

でも、最近、先生の尽力や、一人一人の生徒が頑張って、昔のような「状況」も「雰囲気」もなくなったかのように見えた。いや、少なくとも、校内に昔のように荒れた雰囲気はなくなった。

それでも、近隣地域を含めた「環境」は、なかなかそうは見てくれない。やはり、昔のように「あの学校の生徒だから・・・」というレッテルはなかなか変わらない。

その自分たちを見る「蔑むような」目線や環境に負けて、一生懸命頑張っていた生徒が、例えば、バイト先で店長から「おまえ、あの学校の生徒だろ?」と言われたり、別の学校へ行った昔の友人から「仲間はずれ」にされたり、親から「家の恥」とか言われたり・・・ 

そういう「環境」にだんだんと負けて、ふてくされたり、自暴自棄になったり、目標を投げ出したり・・・・

もちろん、

そんな「周囲」の目に負けずに、自分は「自分の道」をひたすら頑張ればいい・・・・というのは分かる。

  

でも、

変わらない周囲の「目」に負けて投げやりになってしまう気持ちも、今の僕には、すご〜〜〜く分かる。

  

結局は、そういう「レッテル」で俺を見てたんだ。

他のヤツならいい。

でも、アンタだけには。。。

ま、そう信じてアンタを見てたのも、単なる俺の「レッテル」ですけど・・。

おあいこか。

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2008年4月12日 (土曜日)

7秒のフライング

今日の朝、国道の交差点で、モロに“信号無視”してしまった。

まことにもって恥ずかしい。

「赤」の交差点で停車してたんだけど、
なんとなく“遠く”を見てたら、
今自分がいる交差点のもうひとつ向こうの交差点の信号機を見てたみたい。
その向こう側の信号機が「青」に変わった瞬間に、何の迷いもなく走り出してしまった私!(まだ赤なのに!!!)

走り出してからミスに気づいた。
対向車や後続車の皆さんの「おいおい!まだだぞ!」って空気を感じながら、バックミラーで確認したら、約7秒のフライング。

たまたま「青」側から侵入してくる車がなくて良かった。事故にならなくて良かった。

安全運転を心がけているつもりでも、
フッと油断してしまう「瞬間」が自分自身に起こった事が怖くなった。

ほんの「一瞬」のミスで、日々たくさんの事故がある。僕の約7秒のフライングだって、大事故につながるには充分過ぎる時間。

急いでいた訳でも、悪意があった訳でもない。

事故につながるキッカケは、運転する以上誰にでもある。

心してハンドルを握らなければ………

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2008年4月11日 (金曜日)

疲れて眠る君へ

日々、疲れ果てている君。
日々、表情が暗い君。
日々、ホントに休みなく働く君。

そんな君の気分がちょっとでも晴れて、元気になってくれるなら、僕は何でもしたい。
たいして役に立てないだろうけどさ。

僕もお寺のスケジュールにガンジガラメになって、体調も悪くなって、最近ちょっと元気がない日々過ごしてたけど、
そんな僕に、また今日ライブの依頼がきた。しかも来月。
だから、5月はあちこち3カ所にライブに行くことになる。ちょっとスケジュールが大変だけど、なんだか元気が沸いてきたんだ。

そういう「つながり」、
声をかけてくださる人が、僕を元気にしてくれる。
人との「つながり」の中で疲れ果てているくせに、人との「つながり」の中でしか元気になれない自分。

だから、
君にも笑って欲しい。
元気を出して。

♪気の利いた言葉なくてごめん
でも
僕はいつも、そばに、ここにいるから…♪

「今」を懸命に生きる僕たちが、
いつまでも暗い顔をしたまま、
「未来」を語れないのは、おかしい。

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2008年4月 9日 (水曜日)

最近のBOSANソングライターKONO

 先月、当ブログでも紹介した私の所属バンドの「解散コンサートCD」のその後の反響?についての報告。

 ある檀家の奥さんがお寺に電話をかけてきて、

 『毎日毎日、住職さんのCDを繰り返し聴いて、住職さんの大ファンです・・・・っていう人がいるのよ!!』

 な〜〜〜んて、自分大好き人間・KONOが「勘違い」してしまいそうな「ご声援」をいただいた。

 その人とは、檀家さんの奥さんの友人らしく、僕はまだ直接お会いしたことがない。どんな人かも知らない。その人が奥さんに、僕の「ライブ」や「楽曲」に対しての感想や想いを熱く語っていたらしい。その「ファンっぷり」がすごかったので、その奥さんが、お寺に電話をかけてきて、僕に教えてくれた・・・・、という訳です。

 うれしいなぁ。

 でも、恥ずかしいなぁ。

 自画自賛は得意なくせに、他の人からほめられるのには慣れていない・・・(苦笑)

   

 

 そんなBOSANソングライターKONOが、現在、苦手なこと。

(1)ウエディング・ソングを創作すること。

(2)ちびっ子相手のライブをすること。

 

 (1)に関して。 今月末、京都の友人の披露宴で歌うオリジナル曲・・・ようやくメロディーラインが大まかに完成。次に「歌詞」を考えなければならず、これがまた難しい。

 創作活動の中で、例えば、ハッピーなこと、幸せなことに対する「語彙」が乏しい自分に気づく・・・。ホント、めでたいことを歌うのは難しい。

 逆に、哀しみ、恨み、妬み、怒り、悩み、愚痴、弱音、、、そんなネガティブなことを表現するならば、「語彙」はたくさんあるし、ある意味レパートリーに富んでいるのにね(苦笑)・・・。

 ウエディングソングと言えば、幸せの極致!!それに向けての創作は、ほんと、色んな意味で難しい・・・。披露宴に間に合うかな??? 

 間に合わない場合は、みのや師匠の「ありがとう」か「愛されてきたように」か「涙色の夜をこえて」か「愛口上」を歌うかも。

 

 

 (2)に関して。  来月、近隣の街の仏教会主催の「花まつり」(お釈迦様の誕生日の法要)に招かれている。小さい子供達(3歳〜10歳くらい)が「お稚児さん」で参加するのだけれど、その場で、BOSANソングライターKONOとして、ライブをしなきゃならない。 

 ちびっ子相手に披露する曲??

 そうそう、創作活動の中で、例えば、「童謡」っぽい作品をずっと作りたいと思っていた。 

 なんとなく「おかあさんといっしょ」の番組で歌われるような、覚えやすいメロディーで、歌詞も分かりやすい、そんな曲を作ろう。

 ひとりぼっちの「書斎スタジオ」で、ギターを抱え、気味の悪い微笑を浮かべながら、僕は「歌のお兄さん」になったつもりで、気味の悪い微笑を浮かべながら、創作に入った。

 1時間後、おおまかな曲の枠組みができた・・・・・のだが、完成した曲は、ちびっ子が歌える「童謡」ではなく、気味の悪い微笑を浮かべながら僕がハイトーンヴォイスで熱唱している今まで通りの「ラブソング」だった・・・。

 ぅぅぅぅ。。。。無理じゃ・・・・(苦笑)。

  あと、ちびっ子の前で、坊さんで、「サングラス」で、気味の悪い微笑・・・はマズイ?かな? 検討課題多数・・・(笑)

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2008年4月 7日 (月曜日)

タイヤ交換。

  順調に春になっていく最近。

 ようやく今日、ビートル君を「冬タイヤ」から「夏タイヤ」に交換した。

 

 色んな意味で、ストレスを感じない【車環境】が欲しくなり、「今年は新しい車に乗り換えようかな・・・」などと企んだ事もあった。けど、ビートル君に対する異常なまでの愛着と、また、お寺という環境の中での「空気」もあって、なかなか「乗り換え」を決意できないままでいた。 

 ※ちなみに、乗り換えする車の最終候補として残ったのは、【三菱アウトランダー】と、【日産デュアリス】の2台でしたけどね・・・・。

 

 

 今日、久々に、ビートル君を掃除した。洗車をして、車内は掃除機をかけて、汚れた部分を念入りに磨いた。

 しかし、10万㎞を超えてしまったビートル君は、気づかないうちに、すっかり老朽化?していた。ボディーもあちこち傷だらけ。車内もそう。シートの表面も、マットも、ドアも、シフトレバーも、ハンドルも、掃除しても、磨いても、自分のイメージしている「キレイさ」には戻ってくれないくらい、ボロくなっていた。

 でも、その「ボロさ」をシミジミ眺めていたら、また愛しさが込み上げてきて、もう少し乗る決意をした。

 なので、

 昨シーズンの時点で夏タイヤのミゾが無くなってツルツルになっていたので、タイヤを4本新品の「ミシュラン」にした。(17インチはすぐ減る・・・)

F1000005 

 

  

                                               

  

                                             

                                                                      

毎年思う。

夏タイヤに交換する頃の「春の陽気」が、たまらなく好きだ。

季節も一区切り。

そして、

気持ちも改まるなぁ。

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