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ヒル氏訪朝時に合意か NYフィルの平壌公演

2008.2.22 21:18
このニュースのトピックス金正日総書記

 韓国の聯合ニュースは22日、米ニューヨーク・フィルハーモニックの26日の平壌公演を仕掛けた人物の話として、公演決定までの経緯を詳しく報じた。昨年6月に6カ国協議の米首席代表ヒル国務次官補が北朝鮮を訪問した際、首席代表の金桂寛外務次官との間で「劇的に合意した」としている。

 ヒル次官補は公演について「民間レベルの文化交流」と強調しているが、米朝両政府による水面下の外交交渉の産物だったことが浮き彫りになった形だ。

 この人物は北朝鮮が主導して設立した香港の「大豊国際投資グループ」副総裁ペ・ギョンファン氏。ペ氏は北朝鮮が2006年10月の核実験後、いずれ対米接近を図ると分析。公演を北朝鮮側に打診すると、07年になってすぐに反応があり、金正日総書記の了承を得た朝鮮労働党関係者らがニューヨーク・フィルを指定、公演実現を要請してきたという。

 ペ氏は米国のプリチャード元朝鮮半島和平担当特使を介し、ヒル次官補に計画を伝達。北朝鮮資金の送金問題などで6カ国協議が難航、計画も足踏み状態が続いたが、次官補が07年6月に核問題打開を図るため平壌を電撃訪問した際に公演が事実上決定。当初、難色を示した同フィルもその後、次官補の説得で受け入れたという。(共同)

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