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男性死亡でミス認め示談 岩手・県立久慈病院
岩手県久慈市の県立久慈病院で平成19年10月、骨髄採取の検査直後に70代の男性患者が死亡したことをめぐり、病院側がミスを認め、遺族との間で示談していたことが17日、分かった。
県医療局によると、示談は2月27日付で成立し、示談金は3月中に遺族に支払った。遺族の意向で額は明らかにしていない。県は「患者と遺族におわびしたい。今後は病院と連携して再発防止に努める」と話した。
県医療局によると、男性患者は、重度の貧血などで昨年9月に入院。骨髄の造血機能の検査のため、10月に男性医師が胸骨に針を刺して骨髄を採取した。しかし、医師が誤って針で心臓周辺の血管を傷付け、検査後に容体が急変。蘇生(そせい)措置をしたが死亡した。