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JAXA:無人補給機を初公開 09年夏に打ち上げ

報道陣に公開された宇宙ステーション補給機の補給キャリア与圧部と補給キャリア非与圧部=茨城県つくば市のJAXA筑波宇宙センターで2008年4月17日午後3時52分、長谷川直亮撮影
報道陣に公開された宇宙ステーション補給機の補給キャリア与圧部と補給キャリア非与圧部=茨城県つくば市のJAXA筑波宇宙センターで2008年4月17日午後3時52分、長谷川直亮撮影

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶために開発中の無人補給機「HTV」を筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で初公開した。来年夏に新型ロケット「H2B」で第1号機(実証機)を打ち上げる。15年までに毎年1機ずつ計7機を打ち上げる予定だ。実証機を含めた総開発費は約680億円。

 金色の耐熱フィルムに覆われたHTVは全長10メートル、直径4.4メートルの円筒形で、宇宙飛行士の滞在に必要な物資や実験装置など計6トンを一度に運べる。縦2.5メートル、横2.7メートルの開口部があり、大型機材も搭載可能だ。10年に米スペースシャトルが退役後は、大型機材をISSに運ぶ唯一の補給機となる。

 機体と貨物を合わせた重量は16.5トンで、人工衛星など日本が開発したロケットへの搭載物(ペイロード)では最も重い。【西川拓】

毎日新聞 2008年4月17日 20時22分(最終更新 4月17日 20時35分)

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