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菅直人先生、李東翔公使参事官、ご来賓の皆様、
こんばんは。 ご紹介に預かりました東京工業大学中国留学生学友会代表の李光哲と申します。去年から、全日本中国留学生学友会会長もやっています。よろしくお願いいたします。
1984年の秋に、菅先生が三千人の日本青年とともに中国を訪問してから、もう22年の月日がたちました。菅先生が毎年このような中日友好の架け橋となっているこの会を催しして、両国の青年に交流の場を作っていただき、今年で20回目になりました。本日も、中国留学生をお招きしていただきまして、真にありがとうございます。この二十何年間、菅先生が、中日平和と友好交流、協力事業への精一杯の努力及び貢献に対して、敬服及び感謝の意を申し上げます。そして、菅先生の事務所の皆様、新橋亭の呉東富社長および関係者の皆様、いつもご支援とご協力をいただきまして、こころから感謝の意を表したいと思います。
今日のような民間レベルの草の根の交流は非常に有意義のことであると私は思います。特に、皆様よくご存知のとおり、現在の中日関係は、国交正常化以来もっとも厳しい試練のときを迎えています。中日友好は、両国人民が共に望んでいる所であり、また、両国関係の将来に渡る発展の必然的な方向であります。東工大の中国人留学生だけではなく、10万人の在日中国人留学生は、中日民間友好交流の大切な掛け橋であり、紐帯であり、中日友好の民間大使であります。私たちは、日本社会に深く入り込み、日本の友人と深く交わり、中華民族の優れた文化と伝統を広く伝えたいと考えています。また、中国が一貫して主張している平和発展、善隣友好、世界平和維持の堅持、共同発展の方針と政策を広めたいと考えています。私たちはまた、日本の多くの人民、特に青年など各領域において、内容豊富で様様な形式の交流活動を展開し、理解を深め、信頼を強め、中日関係の健全で安定した発展のために貢献したいと考えています。
これを機に、中国留学生として、民間大使の役割を果たし、勉強と中日の友好交流にさらに一段努力精進いたしますので、今後とも何卒ご指導とご鞭撻を賜りますようにお願い申し上げます。
最後に、両国の友好関係がますます発展していくこと、両国民いつまでも仲良く付き合っていくことを私たちがこころからお祈(いの)りしております。
以上私の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。