厚さ24.7mmの50V型フルHDパネルも
150V型パネルと同じく2008年1月8日に発表された超薄型プラズマディスプレイパネルも登場した。50V型フルHDパネルで現行機種の「VIERA TH-50PZ750SK」比約4分の1の厚さ24.7mmを実現したもので、重さも同比約2分の1の約22kgを実現している。駆動・回路技術を新たに開発したことで、駆動電圧や電力ロスを低減し回路の小型化に成功。パネル構造や回路レイアウトの大幅な見直しを図り、パネルの薄型化・軽量化を実現したという。
そのほか、発光効率を従来機種「TH-42PZ750SK」に比べて約2倍に向上した42V型プラズマテレビも展示している。新材料やプロセス技術、セル設計技術、駆動回路技術などの基盤技術を抜本的に見直し、高発光効率化技術を確立。蛍光体などの新材料や、放電効率を向上させる新放電ガスやセルの構造、電力ロスを大幅に削減する新たな回路駆動方式を開発したという。
これによって発光効率を従来比約2倍に向上させ、現行機種(TH-42PZ750SK)と同等の輝度を維持しながら消費電力を半分に減らすことが可能になった。
(文・安藏 靖志=nikkei TRENDYnet)