アンディ・ラウに１７００万円支払い命令＝撮影中にヘリ破損―台湾

【台北１６日ＡＦＰ＝時事】台北の士林地裁は１５日、香港の人気俳優アンディ・ラウ≪写真≫に対し、撮影中にヘリコプターを破損させたとして、賠償金５１０万台湾ドル（約１７００万円）の支払いを命じる判決を言い渡した。
　判決によると、ラウは１９９７年にアクション映画「黒金」を撮影した際、台湾のデーリー・エア航空から借りたヘリコプターから飛び出そうとして、誤って機器を破損させた。これが原因でヘリはふらつき、ローターが照明器具に当たった。
　同航空は９８年に損害賠償を求めて訴訟を起こし、１０年がかりで判決にこぎつけた。被告が香港在住のため、長引いたという。
　ラウは映画の中で、ギャングと手を結び、汚職やギャンブルにかかわっていた政治家を捜査する台湾のスパイを演じていた。〔ＡＦＰ＝時事〕