1千人以上の死者・行方不明者が出た福岡大空襲から62年目にあたるきょう、福岡市で追悼式が開かれ、遺族らが、犠牲者の冥福と平和を祈りました。

福岡市博多区の冷泉公園にある戦災記念碑の前では、きょう昼前に、戦災引揚死没者の追悼式が開かれました。

この式典は、福岡大空襲の犠牲者や、大陸など海外から日本へ引き揚げる途中に亡くなった人たちを悼むものです。

62年前のきょう、福岡市は深夜11時すぎから2時間近くにわたってアメリカ軍の爆撃機による空襲を受け、市内の家屋のおよそ3分の1が焼けたほか、1千人を超える死者・行方不明者が出ました。

式典に参加した福岡市の吉田市長や遺族らは、黙とうを捧げ、花を手向けて、犠牲者の冥福と平和を祈りました。