福岡県直方市に対して、住民監査請求を準備していたNPO法人に暴力団組員が圧力をかけ、請求を断念させた問題で、組員に接触していた直方市の幹部がきょう、停職3か月の懲戒処分を受けました。

停職3か月となったのは、直方市の岡島洋二議会事務局長です。

直方市内のNPO法人は一昨年、市発注の公共事業の入札に談合の疑いがあるとして、住民監査請求を準備していましたが、暴力団組員から、「市役所を責めるな」と電話を受けたと、主張しています。

直方市の調査で、岡島市議会事務局長が組員にこの入札の資料をファックス送信したことを認めたため、きょう付けで停職3か月としました。

また、向野市長は自らにも減給10パーセント、3か月間の処分を科す方針を明らかにしました。