容疑者逮捕に住民安堵
容疑者逮捕に住民安堵 04/16 19:23

おととい、福岡市早良区で78歳の女性が刃物で刺され殺害された事件、逮捕されたのは22歳の無職の男でした。

男は、先月、女性会社員が刃物で刺された事件についても犯行を認めていて、周辺の住民は、容疑者逮捕に安堵の表情を見せています。

閑静な住宅街で一人歩きの女性が狙われる事件が相次ぎ、不安が広がる中、昨夜、事件は急展開を見せました。

「容疑者を乗せた車が今到着しました」逮捕されたのは、福岡市中央区の無職、野地卓容疑者22歳。

おととい午後7時ごろ、福岡市早良区で田中久子さんの胸などを果物ナイフで刺して殺害するなどした強盗殺人の疑いです。

現場に放置されていた、盗難自転車が逮捕の決め手となりました。

自転車に野地容疑者の指紋が残されていたのです。

また、警察が野地容疑者の自宅を捜索したところ、血のついたジャージと果物ナイフが見つかりました。

野地容疑者は調べに対し、「自分がやった、金を取る目的だった」と供述。

さらに、現場から800メートル離れた路上で先月25日にも、金目当てに女性を刃物で刺したことを認めたのです。

野地容疑者は2つの事件現場から1キロ前後の距離にある、アパートに一人暮らしをしていました。

野地容疑者は、中学生時代、作文にこのように記していました。

閑静な住宅街で相次いで起きた2つの事件、容疑者の逮捕に周辺の住民は、安堵の表情を見せています。

生活に困り、面識のない女性を狙って金目当てで犯行に及んだという野地容疑者。

しかし、二つの事件とも被害者の胸などを執拗に刃物で刺したうえ、バッグや財布を物色することなく逃走しています。

単なる金目当ての犯行なのか警察は、容疑者が犯行に至った詳しい動機の解明を急いでいます。