2008年4月16日 23時38分更新
平安時代から安土桃山時代まで、福岡県の筑後地方を治めていた豪族、草野氏の資料展が、久留米市で開かれています。
資料展は、久留米市草野町にある久留米市立の草野歴史資料館が企画展として開いています。
草野氏に関する掛け軸や屏風、それに鎧甲などおよそ100点が展示されています。
草野氏は、初代当主が、肥前の国から筑後の国に来て以来、平安時代から安土桃山時代にかけて16代、400年余り続いた豪族です。展示資料のうち、掛け軸の「若宮八幡宮縁起」は縦2点5メートル横1点8メートルの大きさで、城や神社などの様子が描かれています。
今の佐賀県唐津市にある神社の鳥居にかけられていた、「鏡大明神宮」と書かれた木の額縁は、今回が初めての公開です。
この資料展は、久留米市の草野歴史資料館で5月11日まで開かれています。