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文部科学省が“学校裏サイト”の実態調査、半数に誹謗・中傷表現


 文部科学省は15日、中高生を対象としたいわゆる「学校裏サイト」に関する実態調査の結果を公表した。調査によると、存在が確認できた学校裏サイトは全国で38,260件あり、このうち約2,000件について行なった書き込み内容の調査では、「キモイ」「うざい」などの誹謗・中傷表現が50%のサイトに見られ、「死ね」「消えろ」「殺す」などの暴力表現も27%のサイトに見られたとしている。

 文部科学省では、学校が公式に運営するサイトとは別に開設されている、主として中高生の利用を想定した公開型の各種コミュニティサイトを「学校非公式サイト」(学校裏サイト)と規定し、実態を把握するための調査を実施。調査は文部科学省の委託を受けた三菱UFJリサーチ&コンサルティングが担当し、特定非営利活動法人青少年メディア研究協会と群馬大学社会情報学部の下田博次教授の協力を得て実施した。

 調査では、学校裏サイトの専用ポータルサイトや掲示板、ブログ、プロフィールサイトなどを調査員が調べるとともに、PTAや市民インストラクターからの情報収集により、学校裏サイトの開設状況を確認した。

 2008年1月〜3月の調査期間に確認できたサイトは、特定の学校を対象としたサイトが858サイト、全国の生徒からの利用を想定した一般型のサイトが1,931サイト、掲示板のスレッドに学校名が掲げられている「スレッド型」が33,527スレッド、少人数の生徒らが実在の学校名などを付けて共同管理している「グループ・ホームページ型」が1,944サイト。調査では、掲示板のスレッドも実質的な学校裏サイトと見なして、合計38,260件の学校裏サイトが確認されたとしている。

 調査では、このうち群馬県、静岡県、兵庫県の3県の学校裏サイトを対象として、実際に書き込まれている内容の評価・分析を実施。調査対象となった2,010サイトのうち、書き込み内容に「キモイ」「うざい」など誹謗・中傷の32語が含まれていたサイトは全体の50%、性器の俗称などわいせつな12語が含まれていたサイトは全体の37%、「死ね」「消えろ」「殺す」など暴力を誘発する20語が含まれていたサイトは全体の27%に上ったという。


 また、この3県については中高生を対象としたアンケート調査を併せて実施。郵送アンケートにより、2,418人中1,522人から回答を得た。アンケート調査の結果は、学校裏サイトを「知っている」という回答は全体の33.0%。実際に「見たことがある」という回答は23.3%、「書き込んだことがある」という回答は3.2%となった。

 学校裏サイトで見たことのある書き込み内容(複数回答)は、「同じ学校の生徒のこと」が54.5%で最も割合が高く、「同じ学校の生徒の悪口」が47.2%、「クラブ・部活動のこと」が40.7%で続いている。見たことのある書き込みで不適切に感じたものは、「同じ学校の生徒の悪口」が41.0%、「暴言(乱暴な言葉)」が33.3%、「先生の悪口」が28.2%など。学校裏サイトの利用で落ち込んだ経験については「特にない」という回答が83.9%と多いが、「自分が落ち込んだことがある」(7.9%)、「友達が落ち込んだことがある」(9.3%)という回答もそれぞれ1割弱見られる。

 文部科学省では、今回の調査結果について周知を図り、引き続き学校における情報モラル教育の推進や啓発活動を推進するとともに、2007年11月に発足した「ネット安全安心全国推進会議」などにおいて関係機関・団体が連携し、フィルタリングの普及・啓発など効果的な取り組みについて検討を行ない、青少年を取り巻く有害情報対策を推進するとしている。


関連情報

URL
  文部科学省
  http://www.mext.go.jp/

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( 三柳英樹 )
2008/04/16 17:01

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