50回も死亡し、その度に生き返ってきた6歳の男児

新華社ロンドン(イギリス):イギリスのリンカーン市に住む6歳の男の子、ジャック・ノッティンガム君は、心臓が突然停止してしまうというめずらしい病気を患っている。心臓停止時間は3分間に及ぶこともあったという。ジャック君はこれまで、母親であるブリジットさん(43歳)の腕の中で少なくとも50回は「死亡」したという。
時には1日に2-3回も呼吸が停止することがあったというが、年齢が高くなるにつれてジャック君の病気は軽減し始めたという。心臓停止の回数は次第に少なくなり、今はすでに1年以上の期間、意識を失う状態にはなっていないとのことだ。
ジャック君の両親は、息子の病気のことを次のように語っている。「初めてこの症状が出たのは、ジャックが10ヶ月の時でした。ソファーの上で遊んでいた時転げ落ちて、その後3分間も呼吸が止まってしまったんです。その時は、息子が死んでしまったと思いました。だって、手も足も硬直して、顔も紫色に変わってしまったんですから。でもその後、息子は突然呼吸し始め、まるで何事もなかったように生き返ったんです」。
専門家は、ジャック君の症状は脳の中の心臓の鼓動を司る神経が過度な刺激を受けることで引き起こされるものだと考えているが、現在のところ、この病気には確実な治療方法はないという。しかし、同様の患者のほとんどは時間の経過とともに自然と治ってしまうとのことだ。
【翻訳編集:JCBB(K.K)/G-SEARCH】