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LIVE Report MOOCSスタッフによるライブレポート!

LIVE Report Vol.004 チャットモンチー 「チャットモンチーすごい2日間 in 日本武道館」 2008 2008.4.1 in 日本武道館

チャットモンチー

 2005年11月にミニアルバム「chatmonchy has come」でデビューしてから2年4ヶ月。着々と成長を続ける3人の女子は、2年8ヶ月というそれまでのガールズバンドの武道館公演最短を持っていた「プリンセス・プリンセス」の記録を、2年4ヶ月で更新し、武道館に立った。

Text:Yassi

初の武道館公演へ。
 4月1日、新学期、新生活が始まるこの日、チャットモンチーも初の武道館2dayを迎え、次なるステップへ進みだそうとしている日だ。
開演前、武道館の周りにはおそらく新学期や新生活を迎えたであろう学生や親子連れから社会人など、様々な人々が開場を待っていた。
そんな人々の様子からチャットモンチーが幅広い年齢層に支持されていることがわかる。
会場に入ると、北側にセットされたステージは少し高めで2階席のお客さんにも見やすく、ステージの後方には長方形のディスプレイが3つ並んでいる。
どんな演出が待っているのだろうか。
 開演予定時刻の少し前になると、アリーナ中央の通路になにやら『お立ち台』のようなものがセットされ、にわかに客席がざわめく。
同時に、照明が落とされ、なんと一般のアリーナ口からメンバーが登場!通路を歩くメンバーに触ろうとする観客の様子はまるでK−1やボクシングの入場のようだ。
お立ち台に上ると少し恥ずかしがりながら3人で『サタデー・ナイト・フィーバー後ろ向きバージョン』のポーズをとる。
客席から大きな拍手が起こり、そのまま歩いてステージ上へ。
 1曲目はいきなり初期の代表曲である「ハナノユメ」。高橋の安定したリズム、福岡のパンチのあるベース、橋本の伸びのある声、やはりアマチュア時代も含めて武道館へ上り詰めるまで数多くのライブをこなしただけあって、実力は折り紙付きといったところである。
「ツマサキ」「DEMO、恋はサーカス」とミドルテンポの曲が続く。アルペジオで始まった「惚たる蛍」は3人のコーラスが美しいゆったりした曲である。
スクリーンには、蛍をイメージしたであろう光が散りばめられ、まるで星空のようだ。
「チャットモンチーすごい2日間 in 日本武道館へようこそ!…曲をします(笑)」と、超シンプルなMCを終え、ファーストシングル「恋の煙」へ。
チャットモンチー
チャットモンチー
 少しハネ気味なこの曲を、福岡、高橋のリズム隊がしっかりと支え、その上を橋本が駆け回るイメージだ。
「湯気」「どなる、でんわ、どしゃぶり」と徐々に激しくなるにつれ、橋本のギターも歪みを増して行く。
今回の橋本のメインギターはフェンダーのテレキャスターと、ギブソンのレスポール。特にレスポールはこのちっちゃな体で大丈夫?と思うほど大きめなギターなのだが、心配ご無用!!どこにこんなパワーがあるのかと思うくらいホネのあるサウンドを生み出している。
ちなみに使用していたアンプに「MATCHLESS」というメーカーのアンプがあったのだが、ロゴの部分が「CHATMONCHY」に変わっていた(笑)
 「恋愛スピリッツ」「終わりなきBGM」「ひとりだけ」とじっくり聞かせる曲が続くと、2回目のMCへ。
「武道館〜!楽しんでますか?初の武道館ということで、やる前は緊張してたんだけど、今はステージに立てて、本当に幸せです。」
「花見行った人??私達は武道館終わったらやる予定です(笑)」
と、話も盛り上がったところで、恒例のコーラス合戦!!福岡サイドの”梅チーム”、橋本サイドの”桜チーム”に分かれて、「手のなるほうへ」のイントロに合わせながら 各サイドでコーラス&振り合戦!後ろのスクリーンでは「日の丸弁当」「桜アンパン?」が徐々に減っていき、なくなったところで曲がスタート(笑)
チャットモンチー
チャットモンチー
 「Make Up! Make Up! 」「とび魚のバタフライ」を挟み、「女子たちに明日はない」では後ろのスクリーンで、ツアーのリハーサルや各地でのオフショットが映し出される。
映像や写真を見ると、3人が本当に仲が良いのがわかる。普段の彼女達はごく普通の女の子達である。「普通の子」が武道館に立っている。

「橙」を終えると、再びMCとなる。
高橋「今日から4月ということで、新しいことを始める人が多いと思いますが、うちらはどうですかね?」
橋本「徳島出身だけど、阿波踊りを踊ったことがないので、連(阿波踊りでは踊りのグループのことを連というらしい)を作りたいですね。連長になりたい(笑)」
と阿波踊りトークをひとしきり終えると、高橋が
「今年もたくさん曲を作っていきたいです!次の曲は夏にリリースされる新曲です!」
と始まったのは新曲「風吹けば恋」。
不思議な感じのAメロとさわやかなサビが印象に残る曲だ。
 ステージの上からミラーボールが降りてきて始まったのはブレイクのきっかけとなったと言ってもいい曲「シャングリラ」。
よく考えると、1曲目から新曲までは、古い順、いや、チャットモンチーの歴史の順であった。
そしてまた「シャングリラ」に戻ったということは、今度の新曲は以前からあるものなのかもしれない。
「真夜中遊園地」を終えると、最新シングルである「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」。
POPさとハードさを備えたチャットモンチーらしい曲で本編を終える。

アンコールで再び姿を見せた彼女達は全員おそろいの「武道館ラグランTシャツ」で登場!
「4月ということで、上京したときの曲をやります」
始まったのは「東京ハチミツオーケストラ」。
この曲を作った時、彼女達は今の自分達を想像できたであろうか?それは本人達にしかわからない。
しかしひとつ言えることは、武道館に立っている彼女達を見て、憧れ、音楽を始める人々がいるはずだ。
そしてそんな人々はまた期待や不安や夢を抱えて東京に向かうのである。
彼女達がかつてそうしたように…。
初の武道館公演を終えたチャットモンチー。
夏には新曲が発売されるということで、熱い夏になりそうだ!!
夏フェスの出演もあるのか!?

武道館公演の様子は右の画像をクリック☆

チャットモンチー最新情報!
チャットモンチーの新曲「風吹けば恋」
4月18日よりオンエアのシーブリーズの新CMの楽曲に決定!
2008年初夏発売予定!

チャットモンチーオフィシャルウェブサイト


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