後期高齢者医療制度
本日4月15日から、
75歳以上が対象のいわゆる「後期高齢者医療制度(長寿医療制度)」について、保険料を年金から天引きする「特別徴収」が始まった。
今日のニュースでは、この制度による全国各地の混乱ぶりを伝えている。そりゃそうだろうな。僕が「月参り」にお伺いしている檀家さん宅でも、
「住職さん、ちょっと教えてくれるぅ?分からないのさ、これ・・・」
と困った表情で、送られてきた通知書を僕に渡して、「説明してほしい」というバアチャンがいたくらいだ。 大事な年金の「額面」までが記された通知書をアッサリ僕に見せてくださるので、一瞬、僕も緊張する。でも、それくらい訳分からんのだ。
正直、僕も細かいところまで、この制度のことを勉強していなかったし、ニュースで仕入れた「なんとなくの知識」と、通知書に書いてある内容を、一応は説明してあげたけど・・・。
そのバアチャンは、役所に問い合わせに行くにも自宅から遠いし、足も悪い。
しかも、年金から「天引き」される、という、その「天引き」の意味を知らなかったみたいで、説明してあげたら、たいそうビックリしていたし、
ほんと、その見せられた通知書に書いてあった「額面」を見て、バアチャンの生活を考えたら、せつなくなった。
今日のニュースが伝えているこの混乱ぶりから、今後、この制度がどうなっていくのか・・・または、どうしたらいいのか・・・
「正解」は分からない。偉そうなことは何も言えない。
でも。
戸惑う「バアチャン」の声が聞こえる「制度変更」であってほしい。
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