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シェラメール

Sun, May 13, 2007
テーマ:ブログ

先日 辛口ブログで紹介されてたので 思い出したことがあって それを書いてみよう。

京都のケーキ屋事情って 結構流れがある。

一昔前は ケーキ屋自体も少なくて昔からあるケーキ屋しかなかった。そして ケーキブームが来て お店が出来始めたのですが オーナーは ほとんど素人で修行経験が無い人がほとんどでした。

その後も 和菓子屋の娘とかがケーキ好きでケーキ教室を卒業してやるケーキ屋とか教室とかが多かった。その後は ホテルのリストラ組が独立。そして今も相変わらず ケーキ教室出の人達が多いね。

その 素人組の大成功のケーキ屋がシェラメールです。

味は 無茶苦茶不味いけど、田舎風?(家庭的?)な 味のないでっかいケーキが 何故か受けている。

「菓子の木」という ロールケーキの化け物みたいなのがあるのだが そのお菓子のヒットでビルが建ったと言っている。

この店 とにかく不味い。造りも無茶苦茶だしね。(普通のケーキ屋の常識は全く通じない)

多分 デカさだけで 売れてるんじゃないかな。

昔 ここのオーナー(オバサン)が もう この店の製造を 責任者を見つけて任せようと 思ったのです。そして 責任者を 見つけようと 二人のパティシェが候補に上がった。一人は関西の大手有名ケーキ屋の工場責任者、そして もう一人は、東京の有名老舗フランス菓子屋のスーシェフ。そして ホントは工場責任者のほうがいいのに、東京のほうのパティシェ決定してしまったのです。で 最初は全てその店のショーケースは、その人に任せるとのことで 新作のケーキとかも考えたりしてたのだそうだ。

で ある時 新作をオーナーに 見せて許可をもらおうと 新作を食べてもらったのだそうだ。

その新作は 何層にもなって色んなパートを入れて複雑な構成になっていた。シェラメールのオーナーは ホントに素人が作るような 単純な構成のケーキしか作れないし そんなケーキしか無い店なんで こんな複雑なケーキを認識する力も心も持ってないのです。

そして オーナーが 言った言葉は、、、、

「このケーキ一つで 4種類のケーキが作れるじゃない。。。。。」

この言葉は 私達の間では 迷言と言われてます。

要するに この店には 高い技術も志も不必要なのです。大昔のような でっかいだけのケーキがあればいいのです。

そのパティシェは、結局数ヶ月で辞めちゃったのです。そして、あるフランスの会社に入ってパリに行き、今は大阪でパン屋をやってます。

このシェラメールで 唯一美味しいものがあります。、それはマカロン。

そのパティシシェが残していった 置き土産なんですよ。そのパティシェのレシピで作られてる、、、、

だから マカロンだけは シェラメールの味とは まるで違う。


このシェラメールに限ったことではないのですが、こんな店には 製菓学校出の新入社員がたくさん入社する。

ここで30人とか20人とか取るのだ。だけど クリスマスまで持つのは数人しかいない。1年続くのは もっと少ない。

いえるのは、この店とかは そんな新入社員でも作れるケーキってことです。そんな子が作るケーキが 美味しいと思えます?

フランスとかに修行した人と一緒ではないでしょう。

まあ オーナーがそんな素人なんだからしょうがないか、、、、、


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