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性的暴行苦に女子高生が自殺未遂

容疑者の33歳男性を逮捕

 京畿道に住む高校2年の女子(16)が常習的な性的暴行を受け、「言うことを聞かないと家族を殺す」などと脅されたことを苦に服毒自殺を試みていたことが、15日までに分かった。

 京畿道一山署の調べによると、自殺未遂を図った女子高生は今年1月から3月中旬にかけ、男から十数回にわたり性的暴行を受けた。また、妹(14)とその友人の女子生徒(14)も数回にわたり性的いたずらの被害を受けた。警察は被害者の母親(42)の通報を受け、容疑者の男(33)を先月29日に緊急逮捕した。

 容疑者は女子高生の母親と仕事上の知り合いで、母親が不在中に女子高生宅に侵入し、入れ墨と凶器で脅した上で、常習的に性的暴行に及んでいた。

 女子高生は性的暴行に耐えかね、3月19日午前に自宅で服毒自殺を図ったが、妹に発見され、病院で一命を取りとめた。それを聞いた容疑者は、入院先の病院に凶器を持って押しかけ、「殺してやる」などと被害者とその家族を脅していた。性的いたずらを受けた妹は白血病を発病していた。

 容疑者は性犯罪の前科3犯で、15年の服役歴があった。逮捕当時は乗用車を盗んだ疑いで指名手配されていた。

 被害者の母親は「報復を恐れ、事件をソウルの西部警察署に通報し、3月下旬に2回の事情聴取を受けたが、管轄ではないという理由で受理されなかった」と主張した。これについて、西部署は本紙に対し、「容疑者が一山署に別件で指名手配されていたため、事件を迅速に処理するため管轄警察署に引き継いだ」と説明した。

ソン・ジョンミン記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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