「まぁ、何も考えないで歌ってるだけなんですよね(笑)」(あ〜ちゃん) |
今もっとも注目されている音楽プロデューサー、capsuleの中田ヤスタカがプロデュースを手がける新世代テクノポップユニット、Perfume。『ポリリズム』『Baby cruising Love/マカロニ』とシングルヒットを連発し勢いに乗る彼女たちが、初のオリジナルアルバム『GAME』を完成させた。本格的フロア仕様の重低音が印象的なこのアルバムは、2008年のポップシーンを代表する1枚になること間違いなし! かしゆか、のっち、あ〜ちゃんの3人に話を聞いた。
■アルバム『GAME』がついに完成しましたが、今の気持ちはどうですか? ヤバイくらいにいいアルバムに仕上がったと思うんですが。
かしゆか:はい、私もヤバイと思います(笑)! 全部いい曲すぎてもったいないくらい。これを早く、ほんとに早くみんなに聴いてほしいんですよ。この良さを一緒に味わいたいんです。「ね? いいよね!」って言いたいです。
のっち:自分たちも、曲をもらってレコーディングするときに、客観的に「この曲かっこいい」と思ったもんね。
かしゆか:うん、たぶん自分もお客さんの立場なんです。「ヤバイ、この曲かっこいい!」って人の曲みたいな感じでとらえてるから、友だちにCDをすすめるみたいな感覚です。
■アルバムのレコーディングはいつごろから?
あ〜ちゃん:1月の終わりから2月の頭までです。
かしゆか:2週間で7曲録りました。
■ハイペースですね。
あ〜ちゃん:でもいちばん苦労したのは、たぶん中田(ヤスタカ)さんだと思いますね。
のっち:夜クラブでずっとDJしたあと、朝からレコーディングとか。あの人ほんとにね……。
かしゆか:機械なんですよ。もしくは神なんですね。
■Perfumeの楽曲はサウンドもクールだし、3人のボーカルもあまり感情を込めず無機質な感じで。でもそれが逆にキュンとくる、聴いている人をせつなくさせるポイントだと思うんです。歌っている本人はそういう自覚はあるんでしょうか?
のっち:意識はしてると思います。レコーディングのときにもせつない感じを出すためにあえて感情を込めないようにしてますね。
あ〜ちゃん:音はすごくバキバキでかっこいいのに、歌詞の内容がせつなくて満たされないから、また聴きたくなるっていう。
■中田さんは、女の子のせつない気持ちを上手に描きますよね。
かしゆか:人がいちばん好きなキュンとする部分を知ってますよね。ほんとに乙女の心を知りつくしてるんです。
■そういう歌詞は歌うときにもつい気持ちが入ってしまいそうですけど、そこをおさえて自分たちの役割に徹してるところがクールでかっこいいと思います。
のっち:おお! うれしい。
あ〜ちゃん:まぁ、何も考えないで歌ってるだけなんですよね(笑)。
のっち:たまに入る「チャララーン」みたいな音がまたすごく。
かしゆか:そう、グッとくるんですよね。
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「まぁ、何も考えないで歌ってるだけなんですよね(笑)」(あ〜ちゃん) |
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