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仕事も遊びも、とことん楽しむOLが登場「日経WOMAN」創刊から20年。働く女性たちの恋愛や結婚のスタイルはどう変わってきたか。このコラムでは、女性の恋愛や結婚事情に詳しいジャーナリストの白河桃子が、女性のキャリアと“モテ”の変遷を、当時流行したドラマやファッションとともに振り返る。 ◇ ◇ ◇ 88年に「日経WOMAN」が創刊したが、同年マガジンハウスから「Hanako」も創刊。グルメ、海外旅行、自分磨きに邁進するOLたちは、「Hanako族」と呼ばれる。手帳は、お稽古事や合コンなどの「社外活動」で埋まり空白がないほどだった彼女たちは、正にバブルを謳歌していた。 年2回の海外旅行や2000円代のランチ…。こんな贅沢ができたのも、彼女たちには男性に奢ってもらうという「特権」があったからだ。「会社の飲み会では、自分のお財布を開けたことがなかった」(某商社OL、現在は40代)との証言もあるように、当時の女性は「奢られる」のが当たり前。 では、奢っていた男性たちが自腹を切っていたかといえば、そうでもない。当時は今よりも企業のコンプライアンス規制も緩かったので、会社の接待費やタクシー券を潤沢に使えたのだ。企業のお金が回りまわって、OLたちを潤す。いわば「日本経済」に奢ってもらって、いい思いができたのがこの時期のOLたちである。 86年施行の男女雇用機会均等法から数年たつと、キャリアウーマンという存在もお飾りではなくなり、本格的に企業に活用されるようになる。後年「負け犬世代」と呼ばれる女性たちが社会に出たのも、ちょうどこの時期だ。 マスコミや広告会社などで総合職として颯爽と働く女性たちは、「働く女性」の憧れの的。女優の浅野温子がスタイリストを演じるテレビドラマ「抱きしめたい!」では、キャリア女性像が当時の象徴的な存在だった。 |
日経WOMAN 5月号好評発売中 今号は創刊20周年特大号! 20年間働く女性を見続けてきた日経WOMANだからこそできる強力なコンテンツをお届けします。巻頭特集は「新・伝える!技術」。働く女性にとって一番重要なスキルの「コミュニケーション力」をどう磨くか、社内の様々なシーンで考えてみました。すぐに使えるフレーズ例もたくさん紹介しており、新人OLから先輩OL、リーダー層まで必読の企画です。第2特集は、「女性が働きやすい会社ベスト100」。女性活用、登用が叫ばれる中、独自調査をし、本当に女性が働きやすい会社のベスト100ランキングを一挙公開。ほかに、中綴じ付録「働く女性のビューティー&ヘルス手帳」、トラベル企画「美と癒しの都、春の京都へ」、20年の働く女性の変化をまとめた「1988-2008 女性はこんなに進化した!」も収録しました。 |