日生が対米投資拡大へ 株式や金融商品で日本生命保険は15日、米国の株式や不動産関連の金融商品などによる資産運用を拡大する中期方針を明らかにした。米国にある資産運用会社の運用規模を3月末の約3700億円から、5年以内に約2・2倍の約8000億円に伸ばす考えだ。 米サブプライム住宅ローン問題によって、米国や欧州の市場では金融商品の価格が急落したが、日生は「米国経済の中長期的な成長性は高いとみており、投資の好機を迎えている」と判断した。 投資家の多くが米国の金融商品への投資に消極的になっている中で、日本で最大級の機関投資家である日本生命が米国市場で積極的な運用に乗り出すことは、ライバルの生保などにも影響を与えそうだ。 日生は(1)米国企業の株式(2)投資ファンドやヘッジファンド(3)資産担保証券などの金融商品-などによって利回りの高い運用を目指す。サブプライム住宅ローンには投資しないが、信用力の高い住宅ローン関連の金融商品は、投資の検討対象にする。 |
【共同通信】 |
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