文系出身なので、活字中毒気味なんですよ。
新聞なんか、2紙配達してもらってるうえに、もう2紙わざわざコンビニで買っている始末。
購読してるのが、東京新聞と日本共産党機関紙・赤旗。コンビニで買うのが日刊スポーツと東京スポーツ。
だけど、朝確実に読むのは日刊スポーツだけで、他の新聞(まあ、東京スポーツは夕刊紙なんだけど)を読む時間は結構バラバラ。基本的には午前中のうちに読むけど、仕事の都合とかで、午後に読む日や、その日に読まずあとでまとめ読みなんてのもザラ。
今日なんか、さっき2時過ぎに東スポ買ってきて、読んだ最後の記事がアダルト欄で最近お気に入りの岩井志麻子のコラム。その次に読み出したのが赤旗。
2紙とも20年くらい読み続けてるので、こんな組み合わせでも全然混乱なんかしない。
東京新聞は、うちの近くの販売店の兄ちゃんにとらされたんだけど、これが大当たり。左っぽい右っぽいていうのは置いといて、自紙の主張とプライドがかなりある。えらく深く掘り下げてることも多いし。
その中での今日の一番のヒット。「暮らし」欄の「池内ひろ美の人生相談」
この人のことはまるで知らなくて、肩書きが「東京家族ラボ心理研究所主宰」。なんやねん、それ。
今日の相談の見出しが「定年間近。若い女性にもてたい」
「定年間近です。最近は私のような年齢でも女性にもてるとか。〜最後にひと花咲かせたい〜もう長い間若い女性と縁がないものですからアドバイスを。」
という内容。
最近のおっさんはこういうとこがえらい素直だと感心するも、そりゃ読み続けるでしょ。答えは長いので、略すけど、
「最近50代男性がもてまくってると思っている男性が増えているけど、それは勘違い。」
「現実にもてている人はいるが、結局容姿とキャラクターのバランス。」
「一般的にはロマンスグレーだけど、実は千差万別。」
「私が好きなのはチェ・ゲバラとチェ・ミンシク。」(ゲバラはご存じキューバのヒーロー。チェ・ミンシクは韓国のムービースター。外見おっさん。)
「このことから分かるのは、女性にもてるには女性を意識しないという恋愛のパラドックス。」
「女性を無視することではなく、自分の『正義』や『志』をしっかり持って生きている男性に女性はクラクラとするのです。」
「あとひとつの真実は女性はリーダーに弱い。」
「だからもてたいなら何らかの世界でリーダーになれ。」
「業界をリードするくらいの仕事を達成する意思を持ったあなたには、女性だけでなく男性も憧れます。」
以上。
質問から答えまで突っ込み所満載。昨夜の「ハネトビ」よりよっぽど面白い。
この答えはつまり、「ブーはダメ」「紳士もいいけどワイルドなのもいいわ〜」「がっついてるのって最低」「嘘をさもほんとのように言えなくっちゃ」
「あと当たり前だけど、お金」ってことでしょう。
女子高生かキャバクラのねーちゃん達とたぶん同じですよ、主宰。
だから、もてない男がもてるためには、やっぱ金ですね。もてる奴は別ですけど、僕らみたいなもてないおっさんがもてるためには、
1、金
2、嘘
3,4がなくて、
5、に恥知らずになることでしょう。
あっ、わかっちゃった。主宰、ありがとうございました。
このように、東京新聞はすばらしい。みなさん、新聞は読みましょう。社会にはこういう構成要素もあるんです。