三洋電機の2008年3月期の連結営業利益は、前の期比19%増の590億円程度になったようだ。従来予想(550億円)を40億円上回る。充電池や太陽電池が伸びた。OEM(相手先ブランドによる生産)中心のデジタルカメラなども好調で、白物家電を含めたコンシューマー部門は営業黒字に転換したもよう。最終損益は4期ぶりに黒字となった。
売上高は1%増の2兆2400億円程度。デジカメは需要増と海外生産の拡大で出荷台数が過去最高の約1500万台になったようだ。リチウムイオン電池が国内外でノートパソコンや携帯電話向けに伸び、太陽電池は欧州を中心に売り上げが拡大。半導体は市況悪化で低迷したが、DVDやCDのデータ読み書きに使う光ピックアップはノートパソコン向けが好調だった。(07:00)