2008年 4月 15日
JR岡山駅突き落とし事件で少年を家裁送致
先月、JR岡山駅で男性が線路に突き落とされ、死亡した事件です。岡山地方検察庁は15日、容疑者の18歳の少年を殺人などの非行事実で岡山家庭裁判所に送致しました。家裁送致されたのは大阪府大東市に住む18歳の無職の少年です。岡山地検によりますと少年は先月25日、JR岡山駅のホームで列車を待っていた岡山県職員・假谷国明さん(38)を列車の到着直前に線路に突き落として殺害した疑いです。岡山地検は15日、少年の身柄を岡山家裁に送るとともに、今後の審判に検察官の立ち会いを求めました。これを受け、岡山家裁は少年を岡山少年鑑別所に収容しましたが、少年が育った環境などを調査する必要があるとして、少年の自宅を管轄する大阪家庭裁判所に事件の審判を移すことを決めました。

後期高齢者医療制度で問い合わせ相次ぐ
75歳以上のお年寄りを対象に、今月から始まった後期高齢者医療制度で、年金からの保険料の天引きが15日から始まりました。岡山市役所には、お年寄りからの問い合わせが相次いでいます。制度の開始に合わせて、岡山市に今月から新たに設けられたこちらの課では、18人の職員が、朝から、ひっきりなしにかかってくる電話や、窓口を訪れるお年寄りの応対に追われていました。15日は、制度がスタートしてから初めて、年金から2ヵ月分の保険料が天引きされていますが、市によりますと、金額の他、制度そのものに対する問い合わせが、後を絶たないということです。制度に対する理解を深めてもらうため、岡山市では、今後、各地の老人クラブに職員を派遣して、説明会などを開きたいとしています。

岡山市の生き埋め殺人控訴審判決
おととし岡山市で起きた生き埋め殺人事件の控訴審です。大阪高等裁判所は犯行グループの一人に対し、「謝罪の意思がない」などとして、一審判決を破棄し、懲役11年の判決を言い渡しました。判決を受けたのは、無職の徳満優多被告(23)です。この事件は、おととし6月、岡山市で大阪の大学生ら2人が生き埋めにされ殺害されたものです。徳満被告は犯行グループの一員で、女性関係を巡ってトラブルのきっかけとなり、1人の殺人罪などに問われていました。15日の控訴審判決で大阪高裁の古川博裁判長は、「被告は謝罪をしておらず、賠償金を支払う意思も示していない」として、懲役9年とした大阪地裁の一審判決を破棄し、懲役11年を言い渡しました。この事件では、主犯格で岡山市の無職小林竜司被告に一審で死刑判決が言い渡され、小林被告は減刑を求めて控訴しています。

高松刑務所でまた傷害事件
高松刑務所に服役中の受刑者3人が別の受刑者に暴行を加え、大けがを負わせたとして15日、高松地方検察庁に書類送検されました。傷害の疑いで書類送検されたのは高松刑務所に服役中の20歳代、30歳代、40歳代の受刑者3人です。3人は今年2月4日、午前7時半過ぎ、体育館の通路に整列した際、別の30歳代の受刑者の顔などを殴った疑いです。この受刑者は顔の骨を折るなど全治3ヵ月の重傷を負いました。3人の受刑者は直前に別の受刑者同士の口論があり、30歳代の受刑者がその口論の原因をつくったと思い込み、殴ったと言うことです。高松刑務所では今年に入り、1月に脅迫事件、3月にも傷害事件があったばかりで、山本一生総務部長は「今後、厳正な施設運営に努めたい」とコメントしています。

総社南高ダンス部が優勝報告
先月、アメリカで開かれた、ダンスの世界大会で優勝した総社市の総社南高校のダンス部が、15日、岡山県教育委員会の門野教育長を訪問し、優勝を報告をしました。門野教育長を訪問したのは総社南高校のダンス部の藤岡弘成部長など7人です。一行は、先月28日と29日、米国・カリフォルニア州で開かれた、ダンスの世界大会、「ミスダンスドリルチームインターナショナル」のヒップホップ部門で、優勝した事を門野八洲雄教育長に報告しました。自分たちが考えた歌舞伎風のダンスをダイナミックに披露し、出場57チームの頂点に立ったということです。門野教育長から、「岡山県にとってもすばらしい事」と称えられた部員たちは、「世界大会2連覇を目指したい」と、意気込みを語っていました。

米・サウサリート市の使節団が知事表敬
瀬戸大橋が開通した20年前に、坂出市と姉妹都市提携を結んだアメリカ、サウサリート市の使節団が15日、香川県の真鍋知事を表敬訪問しました。県庁を訪れたのはサウサリート市のポール・アルブリトン副市長など11人です。アメリカ西海岸のサウサリート市にあるゴールデンゲートブリッジと姉妹橋の瀬戸大橋が20周年を迎えたことから招かれました。真鍋知事は「橋を契機に交流しているのは大変意義深い」と歓迎したのに対し、アルブリトン副市長は「瀬戸大橋は人類の偉業で、素晴らしい」と答えました。使節団は13日に行われた健康ウォークにも参加したということで、瀬戸大橋からの眺望に感動した様子でした。一行は15日午後、香川県直島町の地中美術館を訪れたあと、16日に帰国する予定です。

不適正な会計処理で高松市職員懲戒処分
高松市のイベントで協力団体に対して謝礼金を支払わず、不適正な会計処理をしていたとして高松市香南支所に勤務する51歳の男性副主幹が、15日、減給10分の1、1カ月の懲戒処分を受けました。高松市によりますとこの副主幹は2003年から市などが行っているウォークラリー大会で協力団体に支払う謝礼金約27万円を渡しそびれ、この事実を隠すために報告書では支払ったように処理していたと言うことです。私的な流用はないということです。

南克幸さん引退表明
おととしまで、倉敷市にあったバレーボールのVリーグチーム、旭化成スパーキッズの主将を務めた南克幸さん(37)が15日引退を表明しました。大分市で開かれた記者会見で南さんは、「24年間、私は幸せなバレーボーラーでした」と話しました。南さんはバルセロナオリンピックの全日本メンバーで、旭化成スパーキッズの解散後は、北京オリンピック出場を目指して大分県のチームで活躍しましたが、全日本に選ばれなかった事から引退を決めました。

岡山・鏡野町で住宅火災
14日夜、岡山県鏡野町で住宅を全焼する火事がありました。ケガをした人はいませんでした。14日午後6時40分ごろ岡山県鏡野町の無職、生駒幸子さん(79)の住宅から煙が出ているのを隣の家の人が気づき消防に通報しました。この火事で木造瓦ぶき2階建ての住宅約150平方メートルを全焼したほか、隣接する倉庫の一部を焼き、火は約2時間後に消し止められました。生駒さんは一人暮らしで、火事に気づき逃げ出して無事でした。消防などによりますと生駒さんは火災の発生前にまきを使って風呂を沸かしていたということで、火元は1階の風呂場付近とみられています。

小豆島に海を泳ぐコイノボリお目見え
香川県小豆島の海岸にコイノボリがお目見えし、潮風に乗って気持ち良さそうに泳いでいます。コイノボリがお目見えしたのは、瀬戸大橋を臨むことができる土庄町・戸形崎の海岸です。このコイノボリは、地元、戸形地区のボランティアが子どもたちの入学祝いにと毎年、この時期に飾っているものです。高松と小豆島を結ぶフェリーからも見ることができ、今では、島の春の風物詩となっています。長さ80メートルのワイヤに地元の小学生が将来の夢などを書いたコイノボリ35匹がつるされ、優雅な姿を見せています。潮風を受け気持ちよさそうに泳ぐ、このコイノボリは来月11日まで楽しめます。